11月6日に読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスは、双方にとって戦力補強となるトレードが成立しました。今回のトレードでは、お互いの条件に合致するトレードとなった事で、双方の選手達の活躍が期待されています。そこで今回は、読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスで行われたトレードが最高のトレードと言われる理由を解説していきます。
11月6日に読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスの1vs2のトレードが成立しました。読売ジャイアンツからウォーカー選手が移籍し、福岡ソフトバンクホークスからは高橋礼投手と泉圭輔投手が移籍します。
このトレードでは、読売ジャイアンツの投手再建・福岡ソフトバンクホークスの打線の強化という補強ポイントが合致した事で、トレードが成立しました。果たして、新天地へと移籍を果たした3選手が来シーズンどんな活躍を見せてくれるのか、注目していきましょう。
昨シーズン、読売ジャイアンツに加入したウォーカー選手は、1年目は、124試合に出場・打率.271・23本塁打・52打点の活躍。ですが、今シーズンは、52試合の出場にとどまり、打率.263・6本塁打・20打点。
昨シーズンと比べると、出場試合数が半減。この理由は、送球に課題があり守備位置が限定的になる為と言われています。これらの課題が、試合を通してクリアできない状態が続いた為、出場機会を得る事ができませんでした。
守備に大きな課題があると言われているウォーカー選手ですが、パ・リーグのチームに移籍する事で、才能が開花すると言われていますね。現状、パ・リーグでは、DH制が導入されており、持ち前の長打力を活かす事ができる為、活躍の場が広がります。そういった背景もあり、パ・リーグのチームとのトレードを容認したのかもしれませんね。
パ・リーグのDHとして活躍している打者には、助っ人外国人で打撃はすごい才能を持っているが、守備では配置するポジションがない選手などが起用されている場合があります。ウォーカー選手の場合、守備位置が限定的になってしまう為、DHのあるパ・リーグであれば打撃のみに専念でき、本塁打王も狙えるかもしれませんね。福岡ソフトバンクホークスのDHとして活躍が期待されているウォーカー選手の今後の活躍が楽しみです。
来シーズンから読売ジャイアンツの監督に就任する阿部慎之助氏は、守りの野球を徹底していくとのこと。阿部慎之助新監督は、セ・リーグで試合に出るのであれば守備が出来ることは必須。そこがベースとならチームを作り上げていきたいと語っていた為、ウォーカー選手の活躍が難しいと感じ、トレードを決行。
そのトレードでは、守りの要となる2名の投手を獲得し、守備を徹底する阿部慎之助新監督にとっては、とても嬉しいことだと思います。現在のプロ野球は、投高打低の傾向が強く、無失点に抑えれば、負ける可能性はありません。阿部慎之助新監督は、負けない野球をするためにも、守備の強化は必須だと語っていました。果たして、新生読売ジャイアンツは、どのようなチームに仕上がっていくのか、注目していきましょう。
福岡ソフトバンクホークスから加入した高橋礼投手と泉圭輔投手は、即戦力投手として期待されています。高橋礼投手は、ここ数年は、なかなか活躍できていないものの、2019年は12勝・2020年はリリーフとして52試合に登板するなど、実績ある投手です。日本のプロ野球界で、数少ないアンダースローピッチャーとして、セ・リーグに挑みます。
もう1人の泉圭輔投手は、150キロを超える力強いストレートを武器に、リリーフ投手として活躍。今シーズンは、成績が振るわなかったものの、2020〜2022の3年間に渡り、30〜40試合前後登板し、安定的な成績を残しています。勝利の方程式の一角に入れる力は持っている為、新天地で頑張って欲しいですね。この2人の投手が、読売ジャイアンツにどのような影響をもたらすのか、注目が集まります。
今回は、読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスのトレードについて、解説しました。今回の1vs2のトレードは、双方にとってチームの課題がクリアできる、メリットのあるトレードです。読売ジャイアンツは、守備力の強化・福岡ソフトバンクホークスは、打撃の強化。
どちらの要素も、チームの強化に欠かせない存在です。チームの監督の方針1つで、求められる戦力が異なります。果たして、3人の選手達は、新天地で再び輝きを取り戻す事ができるのか、注目していきましょう。
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