11月3日〜5日、日本の両国国技館にて行われた「VALORANT」のeスポーツイベント 「Red Bull Home Ground 2023」。激戦となった決勝戦が行われたDAY 3のイベントレポートです。
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写真：両国らしい「Redbull Home Ground 2023」優勝トロフィー
会場となった両国国技館は、鮮やかな光でライトアップされ、いつもと全く違った様相となっています。
「Red Bull Ground 2023」に出場した8チームのうち、DAY 3まで勝ち残ったのはヨーロッパ代表「FNATIC」、韓国代表「DRX」、北アメリカ代表「Cloud9」の3チーム。
「Cloud9」はすでに決勝戦が確定しており、DAY 3は準決勝戦となる「FNATIC」vs「DRX」から始まります。
「FNATIC」は今年の世界大会を2度優勝したヨーロッパの名門チーム。対する「DRX」は競技シーン初期から活躍する「Stax」選手を筆頭に、連携力の優れた強豪チームとして知られています。DRXは今回、アカデミー選手の「Flashback」選手を入れての出場です。
1マップ目はFNATICが選択したブリーズ。FNATICが圧倒的な守りをみせ、11-1で折り返し。DRXは攻めでファーストラウンドを獲得するも、最終的なスコアは13−3と圧倒的な大差でFNATICが勝利しました。
2マップ目はDRXが選択したアセント。しかしDRXは前半から苦戦し、FNATICが10-2での折返し。そのまま13-5の大差で試合決着となりました。
写真：勝者インタビューにはBoaster選手が登場
写真：日本語で「おおきに！」といい会場を湧かせる、ファンサービスも欠かさない
決勝戦までのインターバルにはSHOW MATCHが開催。ゲストとして、Twitchで276万人のフォロワーを持つ米国の超人気ストリーマー「iiTzTimmy」氏が登場しました。
iiTzTimmy氏は西（WEST）チームに参戦。プロ選手からはZETA「Yuran」選手、SCARZ「Lumo」選手、FUT「Yetujey」選手、100T「Asuna」選手の4名が参戦しました。
写真：100T Asuna選手。名前が日本のアニメに由来するというのは有名な話
対する東（EAST）チームはプロ選手から100T「Cryo」選手、SCARZ「MrTenzouEZ」選手、FENNEL「Derialy」選手、FUT「MrFaliN」選手、ZETA「Caedye」選手が参戦しています。
写真：ZETAアカデミー所属のCaedye選手
マップは登場したばかりのサンセット。前半は西チームが優勢に進め、9−3で折り返しましたが、そこから東チームが7ラウンド連取からの大逆転。最終スコア11-13で東チームが勝利となりました。
写真：iiTzTimmy氏のインタビュー。今回が初来日で、コンビニのサンドウィッチが気に入ったそうです。
写真：なぜかヘルメットを被って登場したBoaster選手
決勝戦は、DAY2で日本代表「ZETA DIVISION」を破り勝ち残った米強豪チーム「Cloud9」が登場。弱冠18歳のエース「Oxy」選手を筆頭に、2023年の最強チーム「FNATIC」に挑みます。
1マップ目はCloud9ピックのバインド。序盤のCloud9の攻めでは、Oxy選手が日本人エージェント「ヨル」で試合を荒らし、会場も大盛り上がり。
しかし中盤からはFNATICが圧巻の強さを見せます。中でも輝いていたのが、サイファーでしんがりを務める「Alfajer」選手。Oxy選手と同じく18歳と非常に若い選手ですが、年齢に見合わぬ落ち着き払った勝負強さを見せました。
前半最終ラウンドではCloud9「jakee」選手の素晴らしいクラッチプレイなども飛び出しましたが、最終スコアは7-13でFNATICが圧倒。後半の攻めではDerke選手、Alfajer選手の撃ち合いの強さが目立つ展開となりました。
2マップ目はブリーズ。Oxy選手がオペレーターで暴れます。このマップはOxy選手が28キルを獲得し、Cloud9が13-9で1マップ返しました。続く3マップ目、アセントも勢いにのったCloud9が獲得。
しかしFNATICも維持をみせ、4マップ目のロータスを8-13で獲得。2023年覇者としての連携力を発揮しました。
さらに最終マップ、FNATICはヘイヴンでも持ち前の連携力で圧倒。今年3度目となる国際大会の優勝を果たしました。
iiTzTimmy氏のファンミーティングの行列。
物販・撮影ボード前は大混雑に。
写真：プラカードを掲げて選手を応援するファン
写真：暗くなった会場に、歴代優勝力士たちの写真が浮かぶ
ファンサービスを欠かさない王者FNATIC。
「Red Bull Home Ground 2023」優勝トロフィー。
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FNATICが優勝、大迫力の両国国技館イベントレポート：Red Bull Home Ground 2023【VALORANT】