日本大好きな欧州の若手研究者たちが「日本ヤバイ」と感じた理由がこれwwwwwww

1: 通りすがりのコメンテータ

ー前略ー
・日本語堪能な研究者たちが1000人以上
ー中略ー

 私は30年来、多くの日本研究の学者たちに出逢ってきたが、彼らの日本理解の幅と奥深さ、そして日本への愛にはいつも仰天してしまう。
何度も何度も日本に足を運び、合計すると何年も日本に住み、平均的日本人以上かと思うほど日本の新聞や雑誌に毎日のように触れて、
「日本の家族」と呼ぶほどの近しい人々や友人のネットワークをしっかり培っている。

 EAJSは1973年設立。かつて、日本研究(Japanese Studies)といえば、歴史や文学、
美術や伝統芸能というのが研究テーマの中心だった。学者には、純文学者や芸術家タイプが多かった。
その後、2桁経済成長期には、日本式経営が持てはやされて、経営学や組織論などのテーマが増えた。
バブルがはじけた後には、世界中で、日本アニメが脚光を浴び、書店に「MANGA」が並び、
世界の人々が日本にのめり込むきっかけはがらりと変貌した。

 ベルギーでも、『ポケモン』や『NARUTO』はもちろん、最近では『鬼滅の刃』(ただし『Demon Slayer』として)なども大人気で、
コスプレ・イベントやマンガの専門店ばかりか、キミョウな日本語らしき看板を掲げたグッズショップまである。
このようにして日本が好きになった若者が増えている今、日本研究でも「ポップカルチャー」に焦点が当てられているのかと私は予想していた。

・日本の今を見透かしたような社会問題がずらりと
 ところがどうだろう。200以上ものワークショップのテーマを一覧して、思わずのけぞってしまった。
「安倍元首相暗殺と統一教会」「差別的言動を煽るメディア」「非正規移民と入管問題」「低迷する若者の政治参加とシルバー民主主義」
など、まるで、日本のリベラルメディアを見ているかと錯覚するほどだったからだ。

 イマドキの若手学者たちは、日本の社会現象をリアルタイムで見ている!  昔ながらの俳句や能狂言、
かつて一世を風靡したKanbanやJust-in-time、アニメやコスプレばかりをほめそやしているわけじゃないんだ、と。

 一般的なヨーロッパ人に聞けば、今でも、「日本人は優しくて寛容」「日本は豊かなハイテク立国」と大褒めし、
「いいね」イメージに引きずられている人が多いのは事実だ。でも、私は悟った。
「やばい!  ここにいる最先端の若手研究者は、日本の現状を、すっかり見破っている!」と。 

 若手を指導する立場にある欧州在住の中堅学者に聞けば、日本研究において「社会問題」が研究テーマに急増したのは、
「2010年代頃」からだという。靖国や慰安婦、在特会などが国外メディアでも伝えられると、大学院の学生たちは、
差別やヘイト、分断や右傾化などに関心を持ち始めた。
彼らの中では、ニッポンカイギとか、モリカケサクラとか、ヘノコとか、そんな語彙が普通に飛び交う。

 20~30代の若手は、子どもの頃から、日本のマンガ、アニメ、ゲーム、コスプレなどのポップカルチャーに惹かれて
日本研究の世界に入った「ミレニアル世代」だ。
「日本大好き」から日本語を学び、日本社会に浸るために留学し、日本人の友だちをたくさん作ったという学生も多かったようだ。
彼らは、「日本っていいね」の真っただ中にいたのだ。

 でも、飛び込んだ「大好きな」日本で、在特会が街を練り歩いていたのに遭遇した人も少なくなかった。
SNS上にネトウヨ・パヨクの差別言葉が溢れ、恋い焦がれていた日本像ががらがらと崩れていったという人もいる。
日本への熱い思いから覚めて、離れていく大学院生や研究仲間の後ろ姿もたくさん見送ったという。

 それでも、今もなお、日本をテーマに研究する彼らの心の内を聞いてみた。
ー後略ー
栗田路子

全文はソースから
10/28(土) 7:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3efce7ab5cfd3d9a4a1a11290ccddab62f01e1f

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