子どもたちが作ったカボチャ・ランタン、神父が細々に破壊「誰かを傷つけるつもりなかった」

カボチャ・ランタンのイメージ画像

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チェコ南モラヴィア州のクルデヨフ村で、子どもたちがハロウィンのために作ったカボチャのランタンを教会の神父が破壊する事件があった。神父は、村のFacebookページに掲載された文書で謝罪する一方、「神父としての義務、そして子どもたちを守る者としての義務に従って行動しました」とつづっていると、BBCnews.com.auなどが報じている。

2度にわたって破壊されたカボチャ・ランタン

この出来事が起きたのは人口500人ほどの村。

news.com.auによると、子どもたちがハロウィン用にをつくって公園に並べていたカボチャのランタンを、発見した神父が粉々になるまで踏みつけて破壊。

子どもたちはショックを受けながら、新たに用意してもらったカボチャでランタンを作り直したが、その翌日にまた破壊されていたという。その無惨な様子を捉えた写真が、村のFacebookページで公開されている。

子どもたちは、自分たちの作品が2度も壊されたと聞かされ、涙を流したと伝えられている。

村のカトリック教会で司祭を務めるヤロミル・スメイカル神父は、カボチャのランタンを破壊したことを認め、村長宛に謝罪文を送付。村のFacebookで公開されている。

BBCによると、神父は「日曜日の夕方、司祭館を出ると、神聖な敷地の前に『ハロウィン』の悪魔的な祝祭のシンボルがたくさん置かれていました」と状況を説明。

他者、特に子どもたちを傷つけるつもりはなかったとして「自らの信仰と、司祭としての義務、そして子どもたちを邪悪なものから守る者としての義務に従って行動した」とつづっているという。 

BBCによると、チェコ人の中には西欧から高度に商業化された文化が輸入されたことで、伝統が侵食されていると不満を抱いている人もおり、ハロウィンはその代表的な例とされているという。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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