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※注意:この記事にはご本人が公開した火傷の写真が含まれています
顔や腕などに火傷を負ったNFL(プロアメリカンフットボール)クリーブランド・ブラウンズのデビッド・ジョグ選手が、火傷が残る顔の写真を初めて公開した。
ジョグ選手は9月29日、自宅で炉に火をつけしようとして腕と顔に火傷を負ったとされ、2日後の10月1日に予定されていたボルティモア・レイブンズ戦への出場が危ぶまれた。
しかし、ジョグ選手は試合当日、特殊なマスクをつけてスタジアムに姿を見せ、試合中は目出し帽とサングラスをつけてプレーした。
そのジョグ選手が11日、フィールド上でプレーする自身の写真に加え、火傷が残る顔をInstagramに投稿した。
写真のジョグ選手の顔は、額や頬、鼻、唇、顎などに火傷の跡が残り、サングラスには包帯を巻かれた腕がうつっている。キャプションには一言、「レガシー」というメッセージが添えられていた。
1日のレイブンズ戦でチームは負けたものの、ジョグ選手は6回キャッチを決めるなど活躍を見せた。
ブラウンズのケビン・ステファンスキ監督は試合後、「あれほど大変な経験をしたことを考えれば、彼は信じられようなプレーをした」とNBCに述べ、ジョグ選手を称えた。
今回の火傷をきっかけに、ジョグ選手はスポーツ以外にも活躍の場を広げている。同選手は事故後に「Withstand(強い抵抗)」というブランドを立ち上げた。
収益の一部はアメリカ熱傷協会(ABA)を通じて熱傷患者や研究のために寄付される予定で、これまでに特殊マスクをかぶったジョグ選手のTシャツが販売されている。
ジョグ選手はABAとの共同声明で「火傷の怪我によって人生が突然変わるのだということを自らの経験から実感しています。自分のプラットフォームを利用して、この共通の問題に対する認識を高めたい」「ABAと協力して、火傷の生存者とその家族に必要な援助やとサポートを提供したいと望んでいます」とつづっている。
アメリカ熱傷協会のキンバリー・ホアール氏は「デビッド・ジョグ選手のように献身的なアスリートが、火傷の怪我という重要な問題に注目を集めるためのサポートをしてくれて心から感謝しています。挫折をポジティブな変化の機会に変える意欲は称賛に値します」と述べている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
顔に大火傷をしたNFL選手、マスクを外した顔の写真を公開。被害者へのサポートも表明