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アメリカのバイデン大統領の愛犬が住まいのホワイトハウスを出禁になった。
ファーストレディの広報官が10月4日に声明を出し、大統領一家が飼っていた愛犬のコマンダーがホワイトハウスから追い出されたことを認めた。
コマンダーがホワイトハウスにいられなくなった理由が「噛み癖」によるものだったことから、 ニューヨーク・タイムズやCNNなど大手メディアが取り上げている。
コマンダーは2歳のジャーマンシェパード。もともとバイデン大統領が飼っていたチャンプという名前のジャーマンシェパードが死んでしまったことを受け、2021年12月に大統領一家に贈られた子犬がコマンダーだった。
9月末にホワイトハウスで大統領シークレットサービスの警護官に噛みついたことで一躍注目の犬となった。警護官は治療が必要だったという。
CBSニュースによると、コマンダーによる噛みつき事件はこれが初めてではない。2022年10月以降、11件あるという。
ホワイトハウスで働く従業員や大統領を日々警護をしてくれている人たちの安全を考え、大統領夫妻がコマンダーをよそに移す判断をしたという。
だが、もっと早く判断すべきだったという声が上がっている。
ニューヨーク・タイムズは大統領の判断が遅いと指摘している。警護官たちは大統領の近くにいることが仕事のため、いつ噛まれるか怯えながら職務にあたっていた。関係者たちはなぜもっと早く手を打たないのかと苛立ちを募らせていた。さらに、表に出ている噛みつき事件は11件だが、実際の数字はその2〜3倍であると考えられるとしている。
バイデン大統領の愛犬がホワイトハウスを出禁になるのは過去にもあった。2021年にメジャーという名前のジャーマンシェパードが同じように噛みつき事件を繰り返し起こし、デラウェア州にある大統領一家の友人宅に引き取られている。
コマンダーがどこに移されたかは明かされていない。大統領一家はホワイトハウスで2歳のネコのウィローも飼っている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
アメリカ大統領の愛犬がホワイトハウス出禁に。理由に納得も、判断の遅さに批判上がる