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「タクシーで通院しようと思っていましたが、タクシーがつかまりません。救急車をお願いします」
これは、東京消防庁に実際に寄せられた119番の内容。東京消防庁が9月19日に「緊急性のない通報」として紹介した。
緊急用の119番にそぐわない通報に対して「不要不急の電話については、最後までお話を聞かずに切断する場合があります」とも警鐘を鳴らした。
東京消防庁によると、2022年に受け付けた119番は103万6645件(速報値)で、統計上初めて100万件を超えた。そのうち緊急性のない問い合わせや、消防に関係のないものが約2割を占めるという。
東京消防庁は公式サイトで、「実際にあったその他の通報例」としてクイズ形式で紹介している。
最後まで聞かれず切断されてしまうかもしれない、やめてほしい119番の内容を紹介する。
🗣「どこの病院が開いているか教えてほしい」
🗣「コロナの検査キットどこで購入したらいいですか」
🗣「明日入院するので、救急車を予約したい」
🗣「新しい携帯にしたので119番の試験をしてみました。(繋がるかどうか)」
こうした緊急性のない通報に対して、クイズ形式でそれぞれ次のように回答している。
🗣「どこの病院が開いているか教えてほしい」
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「119番は問合せ窓口ではありません。医療機関案内サービスひまわり(東京都福祉保健局)をご利用ください」
🗣「コロナの検査キットどこで購入したらいいですか」
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「119番は問合せ窓口ではありません。新型コロナウイルス検査情報サイト(東京都福祉保健局)を参考にしてください」
🗣「明日入院するので、救急車を予約したい」
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「119番通報は「緊急性のある方」のためのダイヤルです。また、救急車は入院する病院に行くための移動手段ではありません」
「緊急性がない通院や受診、入退院や病院から病院への転院搬送などの際に、民間救急またはサポートCab(タクシー)をご案内している「民間救急コールセンター」(ナビダイヤル:24時間無休)にお問合せいただくか、公共交通機関をご利用ください」
🗣「新しい携帯にしたので119番の試験をしてみました。(繋がるかどうか)」
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「この回線がつながったことで、緊急性のある方からの通報が妨げられています。そのことによって救えるはずだった命が救えなくなることがあります。絶対にやめてください」
東京消防庁はまた、緊急性ある通報については「火災や事故などの発生時に119番通報をしても、つながりにくい場合がありますが、つながるまで電話を切らないでください」と呼びかけている。
「119番通報が急増した場合は、職員を増強し対応しています」と理由を説明している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
こんな119番は絶対やめて「新しい携帯にしたので試験してみました」東京消防庁が耳を疑った通報(一覧)