もっと読む>>>「だらけてるママ」と「楽しいパパ」。同じ子育てしてるのに、社会の見方はこんなに違う(イラスト)
アメリカに住むパヤル・デサイさんは、2人の息子たちが自身の身の回りや感情をケアできるよう、育児に取り組んでいる。
教師でもある彼女は、7歳のカーターくんと3歳のデヴくんに教えている人生レッスンをTikTokで共有し、話題となっている。
動画では、デサイさんが息子たちに、将来のパートナーに対して「Dusty Husband(この記事では「ダメ夫」と訳しています)」にならないための方法を教えている。(「Dusty Son(ダメ息子)」というフレーズが最近ミームになっており、有害な男らしさと怠慢さを持ち合わせた望ましくない男性像を指す)
ある動画では、一緒にテレビで女子サッカーの試合を観て、「女性を支持するとはどういうことかを理解できるように、息子たちに女子スポーツも平等に応援すること」を教えている。
@payalforstyle No dust when we’re talkin equal pay @U.S. Soccer amiright!? @U.S Women’s soccer #dustyson#dustydaughter#trending#raisingboys#momofboys
また、彼女が自分の唇の上の産毛を処理する様子を息子デヴに見せている動画では、女性にも体毛があると教えている。
そして「女性の顔に毛が生えているのは全くもって普通だということを教えています。だからそのことで彼が誰かを揶揄うことはないでしょう」とキャプションを加えた。
@payalforstyle Dusty thinks he can bully & laugh at girls for body hair? Never here. As a girl who has been self conscious of body hair since THIRD GRADE, this one was very important to make. #bodyhairshaming#dustyson#dustydaughter#trending#momsoftiktok#raisingboys#raisingsons#raisingboysright
他にも、息子たちとスーパーで買い物をしたり食器を洗ったりする動画では、家事を平等に分担することの重要性を教えている。
感情面のケアの重要性を説いている動画もある。キックボードの練習をする息子をサポートしながら、「負けを受け入れられない男にならないように、何か新しいことに挑戦するとき、困難を受け入れることを教えている」と綴った。
デサイさんは夫と共に、子どもたちが自分自身をケアし、感情を抑え込まないように育てようとしているとハフポストUS版に語った。
「男の子たちはよく、『我慢しろ』など本当の感情を隠すように強いられ、最終的には『男らしくなれ』などと言われます」
「私は息子たちに感情を扱うためのツールを備えさせたいと思っていますが、同時に彼らには常に居場所があると知っていてほしいです」
デサイさんが動画シリーズを作ったのは、娘たちが自身の価値を知り「ダメ息子」を見分られるよう教えるエリック・テイラーさん(@girldad_e)のTikTok動画シリーズに触発されたのがきっかけだという。
「このトレンドを男の子の母親の視点からやりたい、と妹に話したんです。すると、1本目のビデオが大ヒットしました」とデサイさんは話す。
「その後、カバーすべき内容がとても多いと気づきました」
動画に対する反応のほとんどはポジティブだが、一部には内容を問題視するコメントもある。
ある女性は、「自分の下着を(脱ぎっぱなしにせず)拾ったり、自分の食事を作ること、自分をコントロールすることは、他の女性や他の人々にとって恩恵やギフトではありません。これは性別に関係なく、親が子どもたちに教えるべき最低限のことです」とInstagramにコメントした。
しかしデサイさんはその批判に反論する。
「それが『当たり前』であれば、もっと多くの人々がこれらの教訓に従って生活を送るでしょう。問題はそれが『当たり前』ではく、私たちが会話を始めるべき公平性の問題であることです。一部の人はそれを不快に感じると思いますが、変化に不快感はつきものです」
そしてこの動画が広く発信されていることを好意的に受け止めている。
「1カ月の間にSNSでのフォロワーが急増し、伝統的なジェンダーロールと規範を打ち破るこのポジティブなメッセージが広まっていることに感謝しています」
彼女のビデオはデサイさんのTikTokやInstagramページから視聴できる。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「女性にも体毛はあるの」偏ったジェンダー観を持つ「ダメな」大人にならないために。息子2人の育児動画が話題に
もっと読む>>>「だらけてるママ」と「楽しいパパ」。同じ子育てしてるのに、社会の見方はこんなに違う(イラスト)
アメリカに住むパヤル・デサイさんは、2人の息子たちが自身の身の回りや感情をケアできるよう、育児に取り組んでいる。
教師でもある彼女は、7歳のカーターくんと3歳のデヴくんに教えている人生レッスンをTikTokで共有し、話題となっている。
動画では、デサイさんが息子たちに、将来のパートナーに対して「Dusty Husband(この記事では「ダメ夫」と訳しています)」にならないための方法を教えている。(「Dusty Son(ダメ息子)」というフレーズが最近ミームになっており、有害な男らしさと怠慢さを持ち合わせた望ましくない男性像を指す)
ある動画では、一緒にテレビで女子サッカーの試合を観て、「女性を支持するとはどういうことかを理解できるように、息子たちに女子スポーツも平等に応援すること」を教えている。
また、彼女が自分の唇の上の産毛を処理する様子を息子デヴに見せている動画では、女性にも体毛があると教えている。
そして「女性の顔に毛が生えているのは全くもって普通だということを教えています。だからそのことで彼が誰かを揶揄うことはないでしょう」とキャプションを加えた。
他にも、息子たちとスーパーで買い物をしたり食器を洗ったりする動画では、家事を平等に分担することの重要性を教えている。
感情面のケアの重要性を説いている動画もある。キックボードの練習をする息子をサポートしながら、「負けを受け入れられない男にならないように、何か新しいことに挑戦するとき、困難を受け入れることを教えている」と綴った。
デサイさんは夫と共に、子どもたちが自分自身をケアし、感情を抑え込まないように育てようとしているとハフポストUS版に語った。
「男の子たちはよく、『我慢しろ』など本当の感情を隠すように強いられ、最終的には『男らしくなれ』などと言われます」
「私は息子たちに感情を扱うためのツールを備えさせたいと思っていますが、同時に彼らには常に居場所があると知っていてほしいです」
デサイさんが動画シリーズを作ったのは、娘たちが自身の価値を知り「ダメ息子」を見分られるよう教えるエリック・テイラーさん(@girldad_e)のTikTok動画シリーズに触発されたのがきっかけだという。
「このトレンドを男の子の母親の視点からやりたい、と妹に話したんです。すると、1本目のビデオが大ヒットしました」とデサイさんは話す。
「その後、カバーすべき内容がとても多いと気づきました」
動画に対する反応のほとんどはポジティブだが、一部には内容を問題視するコメントもある。
ある女性は、「自分の下着を(脱ぎっぱなしにせず)拾ったり、自分の食事を作ること、自分をコントロールすることは、他の女性や他の人々にとって恩恵やギフトではありません。これは性別に関係なく、親が子どもたちに教えるべき最低限のことです」とInstagramにコメントした。
しかしデサイさんはその批判に反論する。
「それが『当たり前』であれば、もっと多くの人々がこれらの教訓に従って生活を送るでしょう。問題はそれが『当たり前』ではく、私たちが会話を始めるべき公平性の問題であることです。一部の人はそれを不快に感じると思いますが、変化に不快感はつきものです」
そしてこの動画が広く発信されていることを好意的に受け止めている。
「1カ月の間にSNSでのフォロワーが急増し、伝統的なジェンダーロールと規範を打ち破るこのポジティブなメッセージが広まっていることに感謝しています」
彼女のビデオはデサイさんのTikTokやInstagramページから視聴できる。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「女性にも体毛はあるの」偏ったジェンダー観を持つ「ダメな」大人にならないために。息子2人の育児動画が話題に