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日本代表「なでしこジャパン」が12年ぶりの優勝をめざし、ベスト8進出を決めたサッカー女子ワールドカップ。8月8日までに、スウェーデンやイングランドらすべてのベスト8が出そろいました。
日本代表がなでしこジャパンと呼ばれてファンに親しまれているように、世界の強豪国の代表チームにもニックネームがあります。
20日に行われる頂上決戦までの試合をより楽しむために、それぞれどんなニックネームで親しまれているのか、代表チームごとにみていきましょう。
日本代表は「なでしこジャパン」です。日本サッカー協会(JFA)によると、2004年のアテネオリンピックの予選終了後に、愛称が公募されました。
「女子代表の持つひたむきさ、芯の強さにぴったり」という思いから、なでしこが選ばれたそうです。なでしこは「大和撫子」から由来すると考えられており、闘志を燃やして激しい攻防を繰り広げるサッカーと「日本女性の清楚な美しさをたたえていう語」(コトバンク)が結びつかないと考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、花のナデシコには「大胆」という花言葉もあるようなので、日本代表チームの勇敢さに表していると言えるかもしれません。
ちなみに、なでしこジャパンは、2011年の女子ワールドカップドイツ大会で優勝したことから、その年の流行語大賞に輝いてもいます。
今大会の開催国でもあるオーストラリア代表のニックネームは、「The Matildas」(ザ・マチルダス)です。
元々は男子チームの愛称の「サッカルー」の女性版で「女子サッカルー」と呼ばれていたそうですが、その後、マチルダスと呼ばれるようになりました。
地元テレビ局によると、マチルダスと呼ばれるようになった理由には、いくつか説があるようです。一つには、1982年にブリズベンで開催されたスポーツ大会に登場したカンガルーのマスコット「マチルダ」に由来することが考えられるそうです。
オーストラリアの第2の国歌とも呼ばれて愛されている「ワルチング・マチルダ」から来ているという説もあります。
スペイン代表は「La Roja」(ラ・ロハ)と呼ばれています。スペイン語で赤色を意味し、ホームユニフォームの色が由来だと言われています。
オランダ代表には「Oranje」(オラニエ)の愛称が付いています。オランダ王家の「オラニエ・ナッサウ」家に由来します。オラニエはオレンジ色を意味し、日本では「オレンジ軍団」と呼ばれることもあります。
イングランド代表は「Lionesses」(ライオネス)と呼ばれています。男子チームは、イングランドサッカー協会のエンブレムに3頭の獅子が描かれていることから「スリーライオンズ」と呼ばれており、それと区別するためにメスライオンを意味するライオネスが使われるようになったそうです。
スウェーデン代表は、国旗の色である青と黄を意味する「Blågult」(ブローグルト)のニックネームで親しまれています。
コロンビア代表のニックネームは「Las Cafeteras」(ラス・カフェテラス)。コーヒーを栽培する者という意味で、世界有数のコーヒー生産量を誇る国らしい愛称です。
フランス代表は、青色を意味する「Les Bleues」(レ・ブルゥ)と呼ばれています。
日本代表は11日午後4時半(日本時間)からスウェーデンと準々決勝を戦います。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
なでしこジャパン、スウェーデンと激突。代表8チームの個性あふれるニックネームを一挙紹介で、試合の楽しみ倍増