合わせて読みたい>>「市場が買ってくれない」サバ200キロ。漁師から引き取り、1カ月で売りさばいた。未利用魚を有効活用した秘策とは?
山梨県甲府市の「久保田農園」は、シャインマスカットに関連するクラウドファンディングを始めた。
同園は約50年、甲府市でシャインマスカットを作り続けており、糖度が17%を超える甘みと大きな張りが特徴という。
久保田農園のシャインマスカットは、1年かけてじっくり育てられる。
甲府盆地の朝と夕方の寒暖差などが、シャインマスカットの甘みや張りのある美味しいブドウを育てる。
一方、収穫後は農協に卸して出荷する作業があるため、店頭に並ぶまで3日以上かかっていた。
「収穫したその日に発送し、一番おいしい状態で味わってほしい」。このような経緯で、クラウドファンディングを始めたという。
クラウドファンディングの主なリターンは次の通り。
【1日3人・首都圏限定、朝摘みのシャインマスカットをその日にお届け】
「午前5時までに収穫したシャインマスカットを朝の間に発送し、その日の夕方以降に届ける(配送状況によっては翌日の到着になることも)」
【樹のオーナー制度】
「毎年3房を好きなタイミングで収穫できる。久保田農園の見学も可能に」
クラウドファンディングの募集期間は8月18日まで。リターンは、募集期間終了から8月末までを予定している。
久保田農園の久保田健斗さんは、次のようにコメントしている。
「祖父の代から50年近く続いている農園ですが、3年前に前代の父が亡くなり、今は母と共に受け継いできた味を守っています。そんなシャインマスカットは生産量こそ多くないですが、我が子のように丁寧に育てています」
「ですが、山梨のシャインマスカットはまだまだ多くの人に楽しんでもらいきれていないと思っています。本当に美味しいタイミングで食べる経験をすることで、少しでも多くの人に山梨のシャインマスカットを好きになってもらい今後も食べ続けていっていただきたいです」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
今が旬!「朝摘みシャインマスカット」をその日にお届け。作り続けて50年、山梨の農園が始めた取り組みとは?