「見かけて見失ったゴキブリをそのままにしておいてはいけない」と、虫ケア用品最大手のアース製薬は注意喚起します。対処法を教えていただきましょう。
「理由は主に2つあります。まず、ゴキブリはとても繁殖力が強いこと。一生に15〜20卵鞘(らんしょう)を産みます。卵鞘とは卵のケースのようなもので、1つの卵鞘に22〜28個の卵が納められています。つまり、1匹のメスから約500匹程度のゴキブリが生まれることになります。
また、ゴキブリは夜行性で、普段は人の目に触れにくい場所に潜んでいることが多いため、1匹でも見かけて油断していると、あっという間に増えてしまうのです。
ゴキブリの害にも注意が必要です。食品や家電などを食害するほか、フンや死骸がアレルゲンとなったり、サルモネラ菌や⾚痢菌などの病原菌・ウイルスを運ぶ危険性があります。
仮に⾷中毒の原因であるサルモネラ菌をもっているゴキブリがキッチンの食品などに触れると、人がそれを口にする可能性もあるわけです」(アース製薬)
ゴキブリを見つけたらしっかり対処する必要があるのですね。
ただ、困ったことにゴキブリは俊敏で、狭い場所に潜んでいるため捕まえられないことが多いそうです。
まずは即効性のある駆除剤を⼿に、周囲を探してみましょう。ゴキブリは尾⽑(びもう)で⾵を感知して前に素早く逃げる習性があるため、⾒つけたら前⽅からスプレータイプの駆除剤を使⽤するのが効果的です。薬剤を使いたくない場合は、冷却効果で動きを⽌めるスプレータイプの駆除剤も使えます」(アース製薬)
「ゴキブリは、夜⾏性で昼間は⼈⽬につかないところに潜んでいます。家具や家電と壁や床の隙間などの暗くて暖かく、湿気の多い狭いところを好みます。成⾍でも5mm程度の隙間があれば潜むことができます。
家具・家電の隙間や台所の隅、流しの下、冷蔵庫の裏、コンロの下などゴキブリが潜みそうな場所は意外と多いです。そういった場所や周囲に、待ちぶせタイ
「殺虫成分が隅々まで行きわたるので、ゴキブリが逃げ込む場所がなくなります。ポイントは、2、3週間後に再度使用することです。ゴキブリの卵は薬剤を通さない鞘に包まれているので、幼虫にかえった頃を狙ってもう一度退治するのです。
⾷器棚や⼾棚など、キッチン周りなどのなるべく化学合成殺⾍剤の使⽤は控えたいという場所には、ゴキブリが嫌がる天然ハッカ油を配合した駆除剤や忌避剤を使いましょう」(アース製薬)
できることなら、この夏はゴキブリを見かけることなく過ごしたいですね。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
知ってた?ゴキブリを見失った時の対処法。探すべき場所・効果的な駆除方法は?決して放っておかない方がいい…