ポケモンシリーズ最新作である『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』。新しい要素でバトルも奥深いものになりましたが、中には同レベル帯だとなかなかクリアできないような手強い相手も増えました!
今回はトレーナー戦だけではなく、やせいのポケモンも含めて思わぬ苦戦をしてしまったバトルを紹介していきます。まだクリアしていないトレーナーさんはネタバレ注意ですよ!
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ナンジャモ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
ポケモンSV発売前から大人気だったジムリーダー・ナンジャモ。彼女はでんきタイプのポケモンを駆使するジムリーダーで、発売前の情報では「隣にいるハラバリーがエースなのではないか」と噂になっていました。
しかし、そんな彼女のエースモンスターはでんきテラスタルをしたムウマージ! この子がとても強力なんです。レベルは24とそこまで高くないのですが、同レベル帯でも苦戦してしまう理由があるんですよ。
このムウマージはとくせいが『ふゆう』になっており、じめんタイプのわざを受けないようになっているのです。ジムに挑む前から「ナンジャモはでんきタイプのポケモンを使うんだな」とじめんタイプのポケモンで相性を対策しているほど、ハマってしまうわけですね!
そして高いとくこうから繰り出すタイプ一致の『チャージビーム』、ポケモンをこんらん状態にする『あやしいひかり』などハマると一方的にやられ続けるようなわざが多いのも原因でしょう。
アオキ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
パルデア地方の四天王としても活動中である、ジムリーダー・アオキ。チャンプルジムで戦うことになる彼はノーマルタイプのポケモンを使用するようですが、ノーマルタイプに強いポケモンといえばかくとうタイプ。意外と対策できそうですよね?
そもそもノーマルタイプのわざで弱点を突けるタイプがいないので油断しがちですが、アオキさんはジムリーダーの中でも戦う時期が後半に設定されているので注意しなければいけないんです!
彼の手持ちはネッコアラ・ノココッチ・ムクホークとどの子もノーマルタイプで、ムクホークのみひこうとの複合タイプでありレベルは35と36。しかしこの子たち、種族値は500前後とこの時点では高めで、強いわざをもっているため危険なんです。
ムクホークはノーマルテラスでの戦闘ですが、ひこうタイプわざ『つばめがえし』でこちらがかくとうタイプポケモンを出すと劣勢になるかもしれません。さらにこうげきとすばやさが高いのも難易度に直結していますね!
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ケンタロス パルデアのすがた・コンバットしゅ|ポケモンずかん
こちらはトレーナーではなく、フィールドに生息しているパルデアケンタロス。この子たちは単体でいることが少なくて、群れ単位で存在することが多いですね。逆に単体でいる場合はメタモンのへんしんだったり……。
そんなケンタロスですが、やせいで適当に出現するポケモンとしてはこうげき・すばやさの数値が高め。それだけではなく、フィールドでの“ある行動”がトレーナーさんを苦戦させているみたいですよ!
パルデアケンタロスは見つけたトレーナーさんにものすごい速さで突進してくる性質があります。それだけなら1匹を倒せば問題ないでしょうが、前述のとおり、ケンタロスは群れ行動。4~5体のパルデアケンタロスに狙われるので立ち止まっていると凄まじいことに……!
バトルに入るともっと厄介で相手のすばやさが高いので「にげる」コマンドの成功率が低くなるんです。そもそも逃げ切った後に次のケンタロスに接触→バトルのコンボで実質逃げられないことも! 「ピッピにんぎょう」で逃げるのも手かもしれませんね。
スター団のアジトに乗り込み、ボスを倒そう! | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
ストーリーのうち、1つのルートであるスターダスト★ストリート。その最後にかならず倒さなければいけない各ボスの“トリ”をかざるポケモンスターモービルですが、この子たちは改造されたライドポケモンで、ボスそれぞれにタイプが違うことも特徴です。
実はこの子たち、強力なとくせいと固有わざをそれぞれ持っているのですが、普通のポケモンと違いその情報を先に知っておくことは不可能! 結局勝てずに引き返してしまったトレーナーさんも多いのではないでしょうか?
まずすべての状態異常が無効なこと、そして各チームに合わせたタイプを持ちあわせること。そして改造元だろうポケモン・ブロロロームが覚えないであろうわざを覚えているので注意が必要です。
セギン・スターモービル (対ピーニャ戦)→とくせい「いかく」 固有わざ「ダークアクセル」威力80/10%でねむり付与
シェダル・スターモービル (対メロコ戦)→とくせい「かそく」 固有わざ「バーンアクセル」威力80/30%でやけど付与
シー・スターモービル (対シュウメイ戦)→とくせい「どくげしょう」 固有わざ「ポイズンアクセル」威力80/30%でどく付与
ルクバー・スターモービル (対オルティガ戦)→とくせい「ミストメイカー」 固有わざ「マジカルアクセル」威力100/30%でこんらん付与
カーフ・スターモービル (対ビワ)→とくせい「じきゅうりょく」 固有わざ「ファイトアクセル」威力100/30%でまひ付与
とくにビワちゃんのスターモービルは強すぎて、レベル上げを怠っているとまず勝てないのではないでしょうか……! ポケモンのタイプが分かりやすいことだけが救いですが、はがねわざも使ってくるので、フェアリータイプで固めると苦戦するかもしれませんね。
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彼は今作で1番有名であろう初心者狩り・初見殺し要素のひとつ。学校のあるテーブルシティから北西にある、ポケモンリーグへの道に立っているNPCトレーナー。彼のポケモンはレベル56のワルビアル・ドータクン・ソウブレイズという強めの構成!
たしかにポケモンリーグで四天王に挑む直前なら適正レベルにあたるのですが、なぜか彼に挑んで負けてしまうトレーナーさんが数多くいます。その理由は……?
まず、ポケモンリーグに向かう道にはどんなレベルでも向かうことができるのが1つの理由でしょう。その上、近辺にいるやせいポケモンはLv14ほどであること。そして直前にいるトレーナー学生のタカオはLv14のニャースを出すので適正レベルを勘違いしちゃいますよね!
「せいぜいレベル18くらいのポケモンしか出さないだろうな……」と思い勝負をしかけ、苦戦どころではないバトルをしたトレーナーも多いのでは? 適正レベルで行けば意外と楽なのもニクい点ですね。
オーリム/フトゥー _ 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
最後に紹介するバトルは、ペパーくんの母or父にあたる博士が生前に作り出したAI、オリーム(フトゥー)AIとのバトル。彼女らはストーリー最終盤に主人公とバトルすることになるのですが、手持ちポケモンがすべてパラドックスポケモン。
その時点では、特別な場合を除いてパラドックスポケモンを1体も捕獲していないので相手のタイプ・とくせい・使ってくるわざなどが不明な状態からバトルしなくてはならないんです!
パラドックスポケモンは種族値が軒並み高く、ランクマッチでも多用されるような“理想的な種族値振り”のポケモンが多いんです! 極振り=強いのと、威力の高いわざを繰り出してくるのも強さの秘訣でしょう。
それでいてこちらは相手のタイプなどが分からないので、弱点を突けず長期戦になってしまうことも。ラスボスらしい鬼畜難易度ですが、そのかわりとても楽しいポケモンバトルができましたよね……!
いかがでしたか? やはりポケモンシリーズでは相手を“読む”と対策できる→勝てるので、予想外=苦戦したという場面が多かったようです。「意外なわざが刺さってしまった、そのとくせいが出てくるとは思っていなかった」など。
しかし、苦戦したバトルほど心に残ることが多いと思うので、有料追加DLC「ゼロの秘宝」でも、そんな鬼畜バトルがあれば盛り上がるのではないかと思います……!(※マサトシのタイプを除く)
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【ポケモンSV】全トレーナー大苦戦?本作の様々な“鬼畜バトル”大特集