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アメリカの人気カントリー歌手が、白血病で闘病していた子どもの願いを、期待を大きく上回る形で叶えて話題になっている。
「最高の気分」を味わったのは、アメリカ・ジョージア州に住む8歳のクーパー・マッセンギルさん。7月22日にマサチューセッツ州で開かれた、大ファンの人気カントリー歌手ルーク・コームズさんのコンサートに行った時のことだ。
CBSによると、クーパーさんは3歳で白血病と診断され、そこから5年間、たくさんの治療を受け、病と闘い続けてきた。クーパーさんはコームズさんの音楽が大好きで、「会いたい」と願っていた。
病気の子どもの願いをかなえるボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」がクーパーさんの願いを知り、実現に向けて動き出した。
この思いに、コームズさんが予期せぬ形で応えた。
コンサート会場に来ていたクーパーさんをステージ上に招き、集まったファンたちに「大好きな曲を歌うために、はるばる来てくれました」と紹介した。「ルーク・コームズに会うのがクーパーの願い」と書かれたブルーのTシャツに身を包んだクーパーさんは、観客たちが歓声を上げるなか、驚いて固まっているように見える。
クーパーさんの緊張を和らげるため、コームズさんは腰をかがめて顔を近づけ、「観客のみんなは君ががんに打ち勝ったことをとてもうれしく思っているよ」と語りかける。ハイタッチし、クーパーさんが特に好きだというカバー曲「ファースト・カー」を一緒に歌おうと促した。
コームズさんはクーパーさんの横にひざをつき、2人が一緒に歌うと、観客はさらに大きな歓声を上げて祝福した。
歌い終わると、2人はギュッとハグ。別の動画には、会場を埋め尽くした大勢の観客たちが「クーパー!クーパー!クーパー!」と名前を呼ぶところが映っている。
クーパーさんは「みんなが自分の名前を叫んでいて、最高の気分だった」と取材に答えている。
ソニーミュージックナッシュビルがこの時の様子を公式YouTubeに投稿。「『ファースト・カー』を一緒に歌ってくれてありがとう!病気が治ってうれしいです!』とコメントしている。
動画を見た人たちからは、「きっと少年にとって素晴らしい思い出になったと思う!」「ルークが少年の横にひざをついて一緒に歌う姿に感動」などの声が寄せられた。
クーパーさんが一生忘れられないほどのプレゼントをもらう手助けをしたのが、ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」。
1980年にアメリカで発足し、現在はアメリカのほか、日本を含む39カ国・地域に支部を構えて活動している。
主な取り組みは、難病と闘っている子どもたちの夢を叶えることだ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
米人気カントリー歌手、白血病から回復した小さなファンの夢を叶える。その姿に、ライブ会場が沸いた