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熱波が深刻な問題となっているアメリカで、赤ちゃんが車内に取り残されたまま、車のドアが開けられなくなるというあわやの事態が発生した。
BBCによると、事態は7月19日にアメリカ・テキサス州南部のハーリンジンで起きた。最高気温が37.7度まで上がった暑い日だったが、赤ちゃんが車内がいる状態で、両親が鍵を中に入れたまま車を施錠してしまったという。
父親が慌てて鉄の棒のような物でフロントガラスを叩き割り、赤ちゃんは無事に救出された。
ABC7がこの時の様子を捉えた動画を公式YouTubeチャンネルに投稿している。
複数の大人たちが不安げな様子で見守るなか、父親が棒を使ってフロントガラスを何度も叩く。
衝撃によってフロントガラスにひびが入っていくが、なかなか思うように割れず、苦労する父親。それでも諦めずに叩き続けると、ようやく十分に大きな穴が開いた。1人が車内に入り、赤ちゃんを抱えた両腕を車外に伸ばし、赤ちゃんは救出された。
ハーリンジン警察のラリー・ムーア氏はNBCの番組トゥデイの取材に、「現場には救急隊も出動していて、赤ちゃんを診察したところ元気だった」と答えている。
ムーア氏は「みなさん忙しい生活を送っていると思いますが、少し余裕を持って、車に鍵をかけて立ち去る前に後部座席を確認してください。子どもの体温は大人に比べて3〜5倍の速度で上昇します。子どもが車内に取り残されると、体温が急激に上がり、急速に危険な状態になりかねません」と訴えている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
猛暑のアメリカで車内に取り残された赤ちゃんの救出劇。警察「子どもは体温が大人より5倍早く上昇する」【動画】