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7月20日に開幕したFIFA 女子ワールドカップ2023。オーストラリアとニュージーランドで熱戦が繰り広げられる。女子サッカー日本代表の「なでしこジャパン」はの世界一を目指す。
開幕前の7月11日、フランスの通信事業者オランジュ(Orange)が公式ツイッターで1本の動画を公開。その内容が「巧妙なトリックを使った圧巻の広告だ」と多くの注目と反響を集めた。一体どんな内容なのか。
動画は、男子フランス代表のスター選手アントワーヌ・グリーズマンや、キリアン・エムバペなどがピッチで躍動するシーンから始まる。
その巧みな足捌きや、敵チームをすり抜けて鮮やかにシュートを決める様子などに見入っていると、「このような感動を与えてくれるのはレ・ブルーだけだ(Only Les Bleus can give us these emotions)」とフランス男子代表の愛称を指す言葉が映し出される。
だが、男子フランス代表のプレーの余韻に浸っていた次の瞬間、「しかし、あなたが今見たのは、彼らではない(But that’s not them you’ve just seen)」という言葉が。
動画は冒頭シーンに巻き戻され、男子フランス代表のプレーは編集によって「ある選手」に合成されていたものだと判明する。
その選手とは…「女子フランス代表」の選手たちだった。
実は、巧みなドリブルやシュートを見せていたのは、アントワーヌ・グリーズマンや、キリアン・エムバペなどの男子のフランス代表ではなく、サキナ・キャシャウィやエステル・カスカリーノなど、女子のフランス代表だったのだ。
最後には、「オランジュはレ・ブルーを応援します(At Orange, we support les Bleues)」と、女子チームにちなんでBleusからBleues(女性名詞)に修正された言葉が添えられた。
オランジュの動画は、FIFA 女子ワールドカップ2023を盛り上げる広告要素を含みながら、スポーツ界のジェンダーギャップや無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)に訴えかけるものとなっていた。
この動画には、「素晴らしいアイデア」「天才」「女子選手も男子選手と同じように宣伝、評価されるべき」といった反響が多く寄せられた。
女子日本代表「なでしこジャパン」初戦の対戦相手はザンビアだ。日本時間の7月22日午後4時キックオフ、テレビ放送はNHK BS1で午後3時50分からとなっている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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