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「この辺りに11〜12歳の子どもがいるのを知りませんか。どうしても友だちがほしいんです」
近所の家を訪ね、こう懇願する11歳の子どもの動画に反響が相次いでいる。
この子どもは、アメリカ・テキサス州に住むシェイデン・ウォーカーさん。USAトゥデイによると、ウォーカーさんは7月3日、同い年ぐらいの友だちを求めて近所の家を訪ね歩いていた。
ある1軒の前で立ち止まると、玄関に取り付けられたセキュリティーカメラ越しにその家に住むブレナン・レイさんと話す姿が映っている。
「どうしたの?」と話しかけるレイさんに、ジョーズのTシャツを着たウォーカーさんは少しもじもじしながら友だちがほしいと訴える。
レイさんが右側の家に子どもが2人いることを伝えたところ、ウォーカーさんは「えっと、彼らはもう友だちじゃないんだ。いじめてくるから」と答えた。
レイさんにも子どもがいるが、2歳児だという。
地元テレビ局NBC DFWは、レイさんがウォーカーさんを見かけたら挨拶することを約束したと伝えている。
レイさんは7月6日、ウォーカーさんにゲーム機や学校に着ていく服、遊園地のチケットなどを買うための募金サイトGoFundMe「シェイデンのために優しさを広げよう」を立ち上げ、寄付への協力を呼びかけた。
目標7000ドル(約97万円)を目指して始めたところ、3万7257ドル(約515万円)が集まった。
寄付をした人たちからは「シェイデン、オーストラリアに友だちが2人いるよ」「私たちみんな人生のどこかで同じような気持ちになったことがあります。あなたを友だちにできる人は幸せですね」「カナダのオンタリオにも友だちがいるよ。ジョーズのTシャツ、サイコーだね」「近頃は本当の友だちを見つけるのは難しいね。味方だよ」とアメリカにとどまらず世界中から励ましのメッセージが寄せられている。
レイさんは7日、GoFundMeのページに「みなさんの寛大さと優しさに感謝します。シェイデンのためにありがとうございます」と綴り、募金を停止した。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「どうしても友だちがほしいんです」。いじめを受ける11歳に隣人が取った行動が胸を打つ。世界中に味方がいた