2023年07月12日、『韓国銀行』が「金融市場動向」のデータを公表しましたが、予測されたとおりの結果が出ました。家計負債の増加です。
銀行の家計ローン残高
住宅ローン:814.8兆ウォン(+7.0兆ウォン)
その他ローン:246.1兆ウォン(-1.1兆ウォン)
小計:1,062.3兆ウォン(+5.9兆ウォン)※( )内は対前月の増減
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2023年06月中の金融市場動向」
http://www.bok.or.kr/portal/bbs/P0000559/view.do?nttId=10078354&menuNo=200690&pageIndex=1前月の05月と比較して、一気に家計ローンの残高が5.9兆ウォンも増加しています。
家計ローン残高は「1,062.3兆ウォン」と過去最大となりました。
家計負債は2023年03月までは漸減で推移していたのですが、04月に再び増加に転じ、06月には2021年09月(6兆4,000億ウォン)以来、
1年9カ月ぶりに最大の増加となりました。ご注目いただきたいのは、住宅ローンが前月比で「7.0兆ウォン」も増えていることです。
理由の多くは韓国政府の方針転換です。
韓国の景気はよくありません。内需を活性化する必要があります。
(韓国の内需のほとんどといっていい)不動産市場を低迷したままに置いておくことはできないので、韓国政府がこれまで課してきた各種不動産規制を緩和。
また、マンションの入居物量の増加などで住宅購入や賃貸資金の需要が増えたのです。ただし、金融当局は「一部の好立地中心の住宅取引量の回復で住宅購入目的の住宅ローンが増加したが、住宅取引量は例年の水準に達していないため、
投機需要による過熱を懸念するレベルではない」と説明しています。その他ローンは減少していますが、それでもこの家計負債の急上昇は注目に値します。
(吉田ハンチング@dcp)
2023.07.15
https://money1.jp/archives/109201
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