人気テレビ番組の主役でただ一人ヌードにならなかった理由、米俳優が明かす

ニューヨーク・マンハッタンで開かれた『セックス・アンド・ザ・シティ』25周年記念展示会を訪れたサラ・ジェシカ・パーカーさん(2023年6月8日)

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人気テレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で主役を演じた、俳優のサラ・ジェシカ・パーカーさんが、ヌードにならなかった理由を語った。

パーカーさんは同作品で、主役の1人キャリー・ブラッドショーを演じたが、他の主演俳優3人と違い、唯一ヌードシーンがなかった。

それは、最初に出演を打診された時に求めた条件だったという。

パーカーさんは6月29日に放送されたラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で「自分はシャイだったと思います。作品でヌードになることは、私にとって居心地よくありませんでした」と語った。

「他の人がヌードになることへの批判は一切ありません。これはモラルの問題ではなく、できる人は素晴らしいと思います。だけど私はヌードはやりたくなかった」

『セックス・アンド・ザ・シティ』で主役を演じた4人。(左から)サラ・ジェシカ・パーカーさん、クリスティン・デイヴィスさん、シンシア・ニクソンさん、キム・キャトラルさん(2001年3月11日)

『セックス・アンド・ザ・シティ』のクリエイターであるダーレン・スターさんは、パーカーさんを念頭に置いてキャリー・ブラッドショーというキャラクターを作り上げたという。

パーカーさんは、パイロット版の脚本を読んだ時に「とても興味深く、ワクワクする」と感じたものの、いつかヌードシーンが出てくるだろうと心配になったと振り返った。

その懸念をスターさんに伝えると「やらなくていいし、気にしない。他にも俳優がいるから、ヌードをやってもいいという人がいるだろう。だけど、あなたはやらなくてもいい」と言われたという。

実際、『セックス・アンド・ザ・シティ』で、主役を演じたキム・キャトラルさん、シンシア・ニクソンさん、クリスティン・デイヴィスさんは、ヌードシーンがあった。

パーカーさんは2010年、自分だけヌードシーンがないことについて、「私のトップレスはなくてもいいんです。本当に……。他の人の方が向いているかもしれません。それに(トップレスは)自発的なものであり、圧力をかけられたことは一度もありませんでした。このコミュニティは非常に進歩的で、誰かにトップレスを強制することはありません」と語っている。 

卑猥な言葉も使わなかった

パーカーさんはヌードシーンに加え「fuck(ファック)」や「bitch(ビッチ)」といった言葉も使いたくないともスターさんに伝えたという。

番組はケーブルテレビ局のHBOで放送されたため、パーカーさんは「言いたいことはなんでも言えた」としつつ、卑猥な言葉を使わないようにした理由を次のように語った。

「だからこそ、自制心を持つ必要がありました。使えるからといって使うべきではないと思ったんです」

「キャリー・ブラッドショーはライターで、何を、どのように、いつ、誰に言うかについてとても思慮深い人でした。(中略)私たちは言葉の使い方をよく考えることで、洗練されます」

1998年にスタートした『セックス・アンド・ザ・シティ』は高く評価され、人気シリーズになった。2008年と2010年に制作された2つ映画は世界興行収入の総額が7億ドルを超え、現在動画配信サービスのMaxでスピンオフが配信されている。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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人気テレビ番組の主役でただ一人ヌードにならなかった理由、米俳優が明かす

Marco Margaritoff