「支持者にキスするプーチン大統領」は本物?それとも影武者?ロシア国営テレビの映像が議論に

若い女性の支持者と記念写真を撮る際に頭にキスするプーチン大統領 (Gavriil Grigorov, Sputnik, Kremlin Pool Photo via AP)

合わせて読みたい:ワグネルがモスクワへの進軍を中止。流血の事態を回避。創始者・プリゴジン氏はベラルーシへ

群衆に囲まれたロシアのプーチン大統領が、若い女性の頭にキスする映像をめぐって「本人ではなく影武者ではないか?」とSNS上で議論を呼んでいる。

■押し寄せた女性達と握手する映像を国営テレビが放送

アメリカのNBC Newsによると、問題となった映像は、ロシア国営テレビが放送した。プーチン大統領が6月28日の夕方、ロシアの構成国の一つであるダゲスタン共和国を訪問した際、女性が大半を占める多くの支持者と握手をするなどして、気さくに交流に応じる姿が映し出されている。

その中でも、積極的に話しかけてきた若い女性との2ショットに応じる中で、一瞬、頭にキスするようなシーンがあった。

この映像に関してSNS上では、「影武者ではないか?」といぶかる声が続出していると米誌ニューズウィークが報じている。  

■「かなり奇妙に思える行動」とウクライナ紙は指摘

ウクライナ紙「キエフ・ポスト」も、今回の映像に疑問を呈している。

同紙の公式Twitterは29日、「プーチン大統領は、新型コロナのパンデミックが始まって以来、遵守してきた衛生制限にもひるまなかった。プーチン大統領が2週間の隔離後にクレムリンを訪れる訪問者と会合を持ち、常に彼らと十分な距離を保ち、数メートルの長さのテーブルの反対側に座らせていることを考えると、こうした行動はかなり奇妙に思える」と投稿している。

https://twitter.com/KyivPost/status/1674416655278174209?ref_src=twsrc%5Etfw

■反乱を起こしたプリゴジン氏の動画に触発か?

6月下旬には、ロシアの武装組織「ワグネル」が反乱を起こして首都モスクワに迫る事件が発生。ワグネルの創始者であるプリゴジン氏が反乱を中止して、ロストフ・ナ・ドヌー市から撤退する際、車に乗り込むプリゴジン氏に向かって市民が握手したり声援を送ったりする映像が公開されていた

反乱の狼煙を上げたプリゴジン氏の人気に触発されたプーチン大統領が、自分も一般市民に人気があることを示すために思い切ったパフォーマンスをしたのだろうか。

プーチン大統領の真意は謎のままだ。

…クリックして全文を読む

オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「支持者にキスするプーチン大統領」は本物?それとも影武者?ロシア国営テレビの映像が議論に

Kenji Ando