Google初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」は予約購入が開始しており、早期入手したレビュワーからのレビューも複数上がりはじめました。おおむね好評な同モデルですが、テックメディア「Ars Technica」のライター、ロン・アマデオ氏が、「Pixel Foldを入手して4日で壊れてしまった」と報告しています。
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アマデオ氏によれば、「Pixel Fold」のディスプレイは入手してから4日後に「死んだ」とのこと。添付された「Pixel Fold」の写真では、画面の下部に白いラインが発生していることが分かります。ディスプレイの左半分全体もタッチに反応しなくなったそうです。
私のPixel FoldにRIP:4日後に死亡
私は何もしていない。この携帯は、この記事を書いている間、私の机の上に置いてあり、時折立ち止まっては画面をつついたり、スクリーンショットを撮ったり、開いたり閉じたりしていた。落としたり、砂埃にさらされたりしたことはなかったし、携帯電話に求められるような長年の通常使用もなかった。携帯電話として可能な限り軽い使い方をしていたにもかかわらず、壊れてしまったのだ。
— 出典:Ars Technica
フレキシブルOLEDパネルは「超薄型ガラス」で覆われており、折りたたみプロセスに耐えられる薄さと柔軟性をかね備えていますが、耐久性の面では劣ります。そのため、「Pixel Fold」などの折りたたみスマホはディスプレイ全体が最初から保護プラスチックフィルムで覆われています。
しかし折りたたみディスプレイの外周には、フィルムで覆われていない部分があります。今回の場合、この部分にごく小さな破損が生じたため、ディスプレイが壊れてしまったとのこと。
ほんの少し何かが入り込み、ディスプレイを閉じたときに、もう一方のディスプレイ側の圧力でOLEDパネルに穴が開いてしまったのだ。デバイスを閉じるときには何も見えなかったし、何も感じなかったが、ディスプレイのピクセルがおかしくなり始めた。拡大鏡を使ってデバイスを調べた結果、穴が開いている場所がわかったと思う。
OLEDパネルの露出した帯は、スクリーンプロテクターの縁と、携帯電話を囲む盛り上がったベゼルの間に挟まれている。そのため、ディスプレイを拭き取るように注意していても、その露出したOLEDの周囲は、携帯電話に落ちたゴミの溝として機能する。今、死んでちらつく折りたたみ式携帯電話を見ていても、OLEDの死角に糸くずやその他のゴミが溜まろうとしているのを見つけるのは簡単だ。ディスプレイが最初に問題を起こし始めた場所の近くに、顕微鏡に近い傷跡が見えるので、それが携帯電話を殺したようだ。
— 出典:Ars Technica
このような問題が起こった原因として、「Ars Technica」は「Pixel Fold」が面一のベゼルを搭載していることを指摘しています。いくつかの折りたたみスマホのベゼルには少し高さがあるため、スクリーンを閉じたとき、2つのディスプレイにはわずかな隙間が生じ、小さな破片などがディスプレイの間で押しつぶされるのを防いでいます。しかし、「Pixel Fold」のベゼルはスクリーンプロテクターとほぼ同じ高さなので、スマホを閉じたとき、2つのディスプレイの半分がほぼ接触するとのこと。
簡単に計測したところ、Pixel Foldのベゼルの高さは0.3mm、Find N2のベゼルの高さは0.8mmだった。Find N2のようなデザインの場合、Find N2のディスプレイの内側に何かが入っても、隙間が多いので死ぬことはないかもしれない。
— 出典:Ars Technica
同様の報告はまだ見られず、この問題が一般的に発生するものなのか、今回のケースが不運だったのかはまだ不明です。アマデオ氏は「Pixel Foldがそれ以外では非常に素晴らしいデバイスであるだけに、本当に残念だ」とコメントしています。
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25万円超のGoogle Pixel Foldが「4日で壊れた」との報告、原因はコレ