どんどん暑くなるこれからの季節はシュワッと爽やかな炭酸飲料が飲みたくなりますが、今年話題となっているドリンクといえば『コーヒーソーダ』。名前の通りコーヒーと炭酸を掛け合わせたドリンク。コーヒー専門店や缶コーヒーでも販売されていますが、自宅でおいしく作る方法をプロに聞いてきました!
最近は缶コーヒーでも発売され、少しずつ知名度が上がってきた今夏注目のドリンク「コーヒーソーダ」。実はその歴史は古く、日本では70年ほど前の1950年ごろに最初の「炭酸コーヒー」が販売されたと言われています。
今回は、そんな「コーヒーソーダ」を自宅でおいしく楽しむ方法をプロに聞いてきました! 教えてくださったのはUCCコーヒーアカデミー専任講師の土井克朗さん。コーヒーソーダをおいしく楽しんで暑い夏を乗り切りましょう!
1950年ごろに最初の「炭酸コーヒー」が販売されたといわれる「コーヒーソーダ」ですが、なかなか日本では定着しませんでした。
一説では、苦味の強い(焙煎の深い)コーヒーが一般的であったため、味わいが強すぎたのではないかともいわれています。また、コーヒーの香りがソーダの気泡で広がりやすくなるので、苦手に感じる人が多かったという説も。
しかし! 最近、日本で販売されているコーヒーはどんどんと進化していて、ソーダの気泡で弾けても苦味が少ないフルーティなフレーバを持つものなども増えてきています。コーヒーソーダに合うコーヒーができたことで、コーヒーソーダもおいしくなったということですね。
コーヒーの香りがソーダの気泡で広がりやすい「コーヒーソーダ」は、どんなコーヒーが合うのでしょうか。
それは「フルーティなフレーバを持つもの」。例えばUCC DRIP PODのラインナップの中なら“ホンジュラス&コロンビア”のようにフルーティーで切れのある酸味のコーヒーが合うとのこと。
「コーヒーソーダ」は、ほんのりと甘みをプラスした方が口当たりよく飲みやすくなります。冷たいドリンクなので、液体の甘味料を使うのですが、自然由来の甘味料がオススメとのこと。
例えば、黒糖シロップやハチミツといった、香りある甘味料の方がフルーティコーヒーの香りを崩さず、炭酸との相性も良いとのこと。
実際にガムシロップで甘みをつけたものと、黒糖シロップのものを飲み比べたのですが、黒糖の方がコーヒーのコク深さと味が近いのでスッキリと飲めました。
そして、もう一つ。炭酸水も少しこだわるとコーヒーソーダの味が深まるんだとか。炭酸水には人工的に炭酸を注入としているものと自然由来の炭酸水があり、自然由来の方がまろやかでおいしい印象。また、ペットボトルに入った炭酸より瓶入りの炭酸の方が繊細なおいしさを楽しめます。
特に、甘味料を入れず無糖で楽しみたい場合は、炭酸水にこだわってみると、おいしいコーヒーソーダが楽しめます。
コーヒー、炭酸水、甘味料を準備できたら、それらを合わせるだけで完成するコーヒーソーダですが、手順にも少しこだわりを。
【材料】
・アイスコーヒー 70ml
・炭酸 100ml
・甘味料 大さじ1
・かち割り氷 適量
まず、氷を入れたグラスにコーヒーを用意します。コーヒー抽出する場合は、しっかりと濃いめに、そしてグラスに氷を入れた状態で抽出することで急激に冷やしてコーヒーのおいしさをとじこめましょう。
次にお好みの甘味料をコーヒーに入れてよく混ぜます。炭酸を入れたあとだとあまり混ぜられないので、甘味料はここでしっかり混ぜておくのがポイント。
最後に炭酸水をゆっくりすすぎます。このとき、氷に当ててしまうと炭酸が抜けてしまうのでグラスにそわせるように入れましょう。
甘味料の入った液体は重くなるので、きれいな2層のドリンクができあがります。かき混ぜる時は氷を上下に動かすようにすると炭酸が抜けにくくてオススメです。
スッキリ飲みたいときは炭酸水を多めに(おすすめは120mlほど)、コーヒーをしっかり感じたいときは少なめ(70mlほど)に調整しましょう。好きな甘みと刺激をチョイスして作れるのがコーヒーソーダの楽しいポイントなので、甘味料の種類やコーヒー豆にこだわって作ってみてはいかがでしょうか♪
さらに、DRIP PODをつかったアレンジレシピ「大人のビター柑橘ソーダ」を実演していただきました。
「DRIP POD」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
→カプセル式コーヒーマシン『ドリップポッド DP3』を2週間使ってみて思ったこと
【材料】
・DRIP PODモカ&キリマンジァロ 1個(70ml)
・トニックウォーター 100ml
・輪切りレモン 4切れ
まずは、グラスにレモンを側面に沿わせて配置。
氷をたっぷりとグラスに入れます。
次にトニックウォーターを注ぎます。トニックウォーターには最初から甘みがついているのでコーヒーより先に入れることでキレイなグラデーションを楽しむことができるんです。
DRIP PODモカ&キリマンジァロをセットして、Coffee/Iced/湯量1で抽出します。
「DRIP PODモカ&キリマンジァロ」の標準湯量は「4」なのですが、コーヒーソーダの場合は濃く抽出したいので湯量「1」がオススメ。湯量を調整できるのもDRIP PODのいいところ♪
あとはコーヒーが抽出されるのを待つだけ。マシンが自動で抽出してくれます。
見た目も爽やかな「大人のビター柑橘ソーダ」の完成です!
コーヒーの香りとコクはそのままにレモンと炭酸でスッキリとした夏にぴったりのドリンクに仕上がりました。カクテルのようなオシャレな飲み心地なので、いろんな料理にも合いそう。
また、コーヒーなのでカフェインが含まれていることからも、エナジードリンクの代わりとしてもオススメ。もう少し頑張りたいときの味方になってくれますよ♪ カフェインが気になる方はディカフェでもおいしいコーヒーソーダが作れるのでおためしを♪
公式サイト:UCC ドリップポッド(DRIP POD)公式ストア | UCC上島珈琲
オリジナルサイトで読む : AppBank
【レシピ】今夏注目の「コーヒーソーダ」を自宅でおいしく作る方法をプロに聞いた!