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フリーアナウンサーの有働由美子さんが6月21日、自身がメインキャスターを務める深夜の報道番組『news zero』に出演。「ジェンダーギャップランキング2023」について言及した。
世界各国の男女格差を調査し数値化した「ジェンダーギャップランキング2023」が6月21日に発表された。日本は調査対象となった世界146カ国のうち125位で、前年の116位から順位を下げる結果となった。
これに対し、有働アナは「最下位から数えた方が、はるかに早い順位でした。116位だった去年から、さらに9ランクも下げて“過去最低”となったわけです。男女格差をなくそうと声はこれだけ上げているはずなのに…。何でこんなに低いんですか」と質問。
解説委員の小栗泉さんは、「日本政府の男女共同参画局に聞いてみたんですが『日本としては去年と比べて状況は変わっていないが、他の国が頑張って順位を上げたため結果的に下がった』というんです」と説明した。
また、6月8日に自民党の議員連盟が『女性の健康に関する提言』を政府に提出した際に撮影された写真に対し、有働アナは「『女性の健康』だと、どう考えても女性が真ん中じゃないですか。こういうところのマインドだと思うんですよね…」とコメント。
そして、有働アナは「私が心がけているのは、私自身が男性中心社会であきらめてきてしまった理不尽さについて、ちゃんと『それは違う、変えていきましょう』と声を上げることなんです。一人ひとりの意識も変えていかないと、と思います」と自身の経験から感じていたことを言葉にし、締めくくった。
ジェンダーギャップ指数とは、「経済」「教育」「医療へのアクセス」「政治参加」の4つの分野に基づいて各国の男女格差を分析し、ランク付けされていてる。各分野での国の発展レベルを評価したものではなく、純粋に男女の差だけに着目して評価をしていることが、この指数の特徴だ。日本は、「教育」「医療へのアクセス」に関しては良いとされているが、「政治参加」と「経済」の分野における格差は大きいとされており、今回順位を下げる要因となった。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
有働由美子アナ「そういう感じだともっと下がる」。日本のジェンダーギャップ指数“悪化の理由”を一蹴。経験を本音で語った言葉が刺さる