竹中平蔵が絶望「文句ばかりで自分のことしか考えられない…これが今の日本人の姿なのか」金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない
6/18(日) 17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1140cb80dd34b0304b72ea12bf89faa3e27ce875プレミアム特集「今日から1年で億り人になる」第7回は、経済学者の竹中平蔵氏が日本の長い経済停滞「失われた30年」を作ってしまった日本人について語る。「かつて日本人にあった『辛抱強さ』はなくなり、文句ばかり言う国民になってしまった」。竹中平蔵が絶望を語る。また、この世の中でどうやってスキルアップしていくのか、お金持ちになれるのか、も説明するーー。
日本人から消えた辛抱強さ…すぐに文句をいう日本人
日本はとても便利な国になりました。夜中にお腹がすいたら近くのコンビニが空いていますし、一人くらしの人は好きな時間にシャワーが浴びられます。私の幼少期など、家でトイレにいくたって順番待ちだったりと、夏は家が暑かったりと、さまざまな我慢が日常生活の中にありました。
しかし、昔は当然だった我慢が、今ではなくなりました。それは「いいこと」である一方で、かつて日本人にあった「辛抱強さ」というものがなくなってしまったように思います。その結果、すぐに文句を言ってしまう国民になってしまったと感じています。
失われた30年といわれる経済停滞期から日本は抜け出しておりません。それは端的にいえば日本の生産性が上がらなかったからです。これは、岩盤規制で経済成長を阻害した政府、現状に甘んじてビジネスモデルの変革に対応できなかった企業・経営者の問題と認識されがちですが、日本人(個人)の問題もありました。
自分が頑張らなくても誰かがも解決してくる世の中に
不自由さを感じなくなった日本人から上昇志向がなくなりました。もちろん、全員がそうといっていることを言っているわけではありません。しかし、日本人をマスでとらえればそういわざるを得ません。それは学生を見ていても明らかです。
今の学生のトップ層は私が学生時代に比べれば遥かに優秀でアグレッシブです。しかし平均的な学生をみると、私たちの時に比べると明らかに力が低下しています。ハングリーさもなければ、頭のキレもないように感じます。何不自由なく育った彼らは現状に満足しています。つまり今いる自分の場所から更に上を目指す理由もないのです。
これは何も若者だけはありません。高齢者にいたっても現状に満足しています。ただ、現状に満足しているのにも関わらず、何か気に食わないことがあればすぐに文句を言ってしまう。なぜか。文句を言えば、自分が頑張らなくても誰かがも解決してくる世の中に日本はなったからです。
(略)
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竹中平蔵「最近の日本人は辛抱強さが無い上に文句ばかりで自分のことしか考えられない。給料が安くても辛抱して働くのが本当の日本人の姿」