「学歴フィルター」就活で感じたことある?1000人の回答は…

2024年春卒の就職活動で企業の採用選考活動が解禁され、面接を受ける大学院生(手前)=6月1日、東京都内

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応募者を出身学校名によって振り分け、採用選考の対象とするかどうか決める。

特定の大学の学生しか説明会やセミナーに参加させない。

「学校名でふるいにかけられているのでは……」

そんな「学歴フィルター」を、就職活動で感じたことはあるーー?

日本労働組合総連合会(連合)は4月、全国の15〜29歳の男女1000人が回答したアンケート調査で尋ねた。最近3年以内に就職のため、新卒や中途の採用試験を受けたことがある人を調査対象とした。

就活中に「学歴フィルター」を感じたことが「ある」と答えた人は、全体の40.4%、4年制大学・大学院の卒業者(588人)の43.9%を占めた。

過去3年以内には、「学歴フィルター」の存在をうかがわせるような出来事もあった。

就職情報会社のマイナビは2021年12月、「大東亜以下⑨」と件名に記したメールを就活生ら約1万6000人に送信した。

「大東亜」は大東文化大学、東海大学、亜細亜大学をまとめた俗称。「学歴フィルター」によって宛先が決められたメールではないかとネット上で憶測が飛び交い、騒ぎになった。

マイナビは、メールは首都圏在住の学生らに送ったとした上で、「所属の大学によって対応が変わるものではない」と釈明した。

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