この先は次第に南西諸島から離れ、日本の南を東北東に進む見通しですが、台風が送り込む湿った空気の影響で本州付近の梅雨前線の活動が活発になるため、西日本〜東日本で大雨に警戒が必要です。
▼台風2号 6月2日(金)7時推定
中心位置 沖永良部島の東南東約50km
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 東北東 20 km/h
中心気圧 975 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
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台風の中心よりも北西側には活発な雲はほとんどなく、沖縄本島地方や奄美地方では既に雨はピークを越えています。一方、台風の中心よりも南東側には発達した雲があり、沖縄県の大東島地方では今日いっぱい雨や風が強まる見通しです。
沖縄本島地方や奄美地方は今日2日(金)は雨や風が弱まってくる見通しです。海は引き続き猛烈なしけとなっているため、高波に警戒し海岸には近づかないようにしてください。
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南下していた梅雨前線が北上し本州付近にかかっています。台風2号の東側では暖かく湿った空気が北上していて、梅雨前線に流れ込んで活動が活発になってきました。台風の進路は本州から離れているものの油断はできません。
西日本では今夜にかけて、東日本では明日3日(土)の午前中にかけて断続的に活発な雨雲が通過し、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
ウェザーニュースの予測では、明日3日(土)朝までの24時間雨量は、静岡県の山沿いで300mm以上、長野県や山梨県の南部・紀伊半島・四国の山沿いなどで200mm以上に達する所があるとみています。そのほか、西日本から東日本の広い範囲で100mmを超える予想です。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、線状降水帯が発生した場合に局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。気象庁は中国地方・四国地方・近畿地方・東海地方に対し、「線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけ」を行っています。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
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【台風2号進路】西日本と東日本は大雨に警戒を。線状降水帯の発生に注意