台風2号、今後の進路は?6月2日にかけて沖縄本島に最接近。西日本・東日本(東京)での大雨はいつ?

2023/06/01 08:10 ウェザーニュース

6月1日(木)7時、大型の台風2号(マーワー)は宮古島の南の海上を北北東に進んでいると推定されます。沖縄・宮古島地方が風速25m/s以上の暴風域に入り、今朝7時までに宮古島で27.7 m/s、那覇市でも27.9m/sの最大瞬間風速を観測しました。

今日の昼頃にかけて宮古島地方に接近するため進路に近い地域では暴風や大雨に警戒してください。今後もゆっくりと北上し、沖縄本島には明日2日(金)に最接近する見込みです。動きが遅いことで沖縄では大雨や暴風、高波などの影響が長く続くおそれがあります。

▼台風2号 6月1日(木)7時推定
 中心位置   宮古島の南約130km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     北北東 15 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s
 暴風域半径  147.5 km
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雨雲レーダー 1日(木)7時00分現在
1日(木)7時現在、沖縄県の那覇市など沖縄本島地方に暴風警報や波浪警報、南城市には高潮警報も発表中です。7時までの最大瞬間風速は宮古島で27.7m/s、那覇市で27.9m/s、糸数では30.1m/sを観測し、沖縄本島でも風が強まっています。

台風の周囲を取り巻く活発な雨雲が沖縄本島や奄美市にかかっていて、4時40分までの1時間に鹿児島県奄美市・笠利で25.5mm、7時50分までの1時間に沖縄本島北部の国頭村で21.0mmの雨を観測。このあとも風は平均で20m/s以上、瞬間的には30m/s以上が予想され、荒天となるので警戒が必要です。

台風の動きが遅いため、大雨や暴風、高波は明後日2日(金)にかけて継続するとみられます。風雨が強い時は無理な外出をせず、安全な所で過ごすようにしてください。
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西日本、東日本では局地的に200mm超の大雨も

6月1日(木)朝~3日(土)朝の予想積算雨量
明日2日(金)にかけて上空の気圧の谷が近づく影響で、梅雨前線が北上する予想となっています。

台風周辺の湿った空気が前線に向かって次々に流れ込むため、活動が活発になる見込みです。全国の広い範囲で雨となり、西日本、東日本では激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。総雨量は紀伊半島や東海の太平洋側で最大200~300mmに達する予想です。

道路冠水や河川の増水、土砂災害などの危険性が高まりますので、最新の情報を確認の上、早めの警戒が必要です。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
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