俳優のジェニファー・ローレンスが、女性にだけ求められているドレスコードに疑問を投げかけた――ビーチサンダルで。
ローレンスは5月21日、カンヌ国際映画祭の『Anatomy of a Fall』プレミア試写会に、ディオールの赤いオートクチュールドレスにダイヤモンドとホワイトゴールドのネックレスをあわせた華やかな装いで参加。
ドレスアップしてレッドカーペットを歩くローレンスが足元からのぞかせたのが、黒いビーチサンダルだった。
スタイリストのジェイミー・ミズラヒによると、ローレンスが履いたのはThe Row(ザ・ロウ)の黒いビーチサンダルだ。ミズラヒが5月22日に代理人を通じてハフポストUS版に伝えた。
カンヌ国際映画祭で、女性参加者がレッドカーペットでのハイヒール着用を求められてきたのは有名な話だ(ハフポストUS版は現在のドレスコードを主催者に確認している)。
2015年には、フラットシューズを履いて映画『キャロル』のプレミア試写会に訪れた複数の女性が参加を拒否されたと報じられ、物議を醸した。
この出来事の後、2015年に俳優のジュリア・ロバーツがドレスコードに抗議するかのようにレッドカーペットを裸足で歩いたほか、クリステン・スチュワートも2018年に写真撮影後にハイヒールを脱いで裸足になった。
スチュワートはその2年前の2016年のヴァニティ・フェアのインタビューで、ハイヒール着用が暗黙の了解になっていることについて、次のように語っている。
「もし(私が男性と)一緒にレッドカーペットを歩いている時に、私だけ『すみません、ハイヒールを履いていないので入れません』と言われたら『友人もハイヒールではありませんが、彼も履かなければなりませんか?』と聞くと思います」
「シンプルに、彼に求めていないことを私に要求できないということです。黒の蝶ネクタイが(男性の参加者に)求められているというのはわかりますが、フラットシューズとヒールのどちらも認められるべきです」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
カンヌ映画祭の「女性だけ」服装規定に米俳優が“足元”で反抗。華やかなドレスにあわせたのは…