アンジェリーナ・ジョリーさん、亡き母と写る幼少期の写真を公開。「自分の体、気にかける時間を」母はがんで闘病していた

アンジェリーナ・ジョリーさん=2021年10月27日

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「世界卵巣がんデー」の5月8日、アメリカの俳優アンジェリーナ・ジョリーさんがInstagramに投稿したメッセージが、反響を呼んでます。

ジョリーさんは、幼い頃の自身と母親の写真をシェア。投稿の中で、がんと診断されその後亡くなった母との思い出や、がんの早期発見の重要性についてつづりました。

ジョリーさんのメッセージ全文を紹介します。

「愛する人を失った人たちに愛を」

明日は、(生きていれば)母の73歳の誕生日でした。彼女は15年前、乳がんと卵巣がんの長い闘病生活の末、この世を去りました。

来月には、私は母ががんと診断された年齢から1カ月が経ちます。(発病の)可能性を低くするために予防手術をしましたが、検診は続けています。

私の母はジミ・ヘンドリックスが大好きでした。そして、いつも手紙にキス・ザ・スカイとサインしていました。母が亡くなってから、この手紙は新たな意味を持つようになりました。

私と同じように愛する人を失った人たちに愛を、そして今この瞬間も、自分と愛する人の命のために闘っている人たちに力を送ります。

そして他の女性たちへ。特に家族にがん患者がいる場合は、マンモグラフィー(乳房専用のX線撮影)や血液検査、超音波検査を受け、自分の体を気にかける時間をとってください。

写真に写るジョリーさんのお母さんは、子どものジョリーさんを温かい眼差しで見守っています。ジョリーさんの投稿には、多くのファンから愛のこもったメッセージが届いていました。

2040年までに400万人以上が命を落とすという予想も

世界卵巣がん連合が5月8日に更新した最新のガイドブックによると、「もし今、何もせずに現状を変えなければ、2040年までに400万人以上の女性が卵巣がんで命を落とす」と予測されています

日本では、乳がん卵巣がんはともに増加傾向にあります。早期発見のためにも、定期検診を受けることが大切です。

がん検診の呼びかけだけでなく、ジョリーさんは難民の「平等な権利」について訴えるなど、様々な社会問題に向き合う姿勢を示してきました。

2001年にはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使に任命され、2012年からは特使を務めていました。

これまでに何度も難民キャンプを視察するなど、難民支援を精力的に行なってきたジョリーさん。2022年12月に特使を退任しましたが、今後も支援活動を続けるとしています。

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Akino Hashimoto