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Twitterを運営する「X社」のイーロン・マスク氏が5月11日(アメリカ時間)、「Twitterの新たなCEOを採用した」と投稿した。
マスク氏自身は経営トップから退き、会長兼最高技術責任者(CTO)として関わるという。
「彼女(She)の就任は約6週間以内になる!」とつづっており、新CEOは女性と見られている。
この決断に対して、危機的な状況にある企業で男性よりも女性がトップに置かれやすいという傾向を表す「ガラスの崖(glass cliff)」を指摘する声も上がっている。
ウォール・ストリート・ジャーナルやVarietyなど複数のアメリカメディアが、ヤッカリーノ氏とX社が協議中であると、関係者の話として報じている。
Varietyによると、ヤッカリーノ氏は米大手メディア・NBCユニバーサルのグローバル広告・パートナーシップ担当会長。同氏はワーナーメディアのテレビ事業でキャリアを積んだのち、NBCユニバーサルで10年以上に渡り広告戦略を担当している。テレビ業界が広告ターゲットとなる視聴者層を測定する方法を新たに編み出すなど、広告事業で手腕を発揮してきた人物だ。
マスク氏は2022年10月にTwitterを買収して以来、認証済みバッジを追加料金で購入する「Twitter Blue」の導入など、さまざまな改革を行ってきた。一方でその言動を懸念され、X社は多くの広告主を失った。Varietyは「ヤッカリーノ氏が新CEOになった場合、サイト上のコンテンツの管理、トラフィックの収益化、さらには大衆文化におけるTwitterの位置づけに関する問題など、多くの課題に直面するだろう」との見方を示している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
マスク氏「Twitterの新CEOを採用した」協議中と報じられたリンダ・ヤッカリーノ氏はどんな人?