立憲民主党「お金の問題が解決したから終わりではない。韓国の方々が納得しなければ意味がない」

立憲・岡田幹事長「心が痛む」では不十分 お金の問題が決着したから、それですべて終わりではない

立憲民主党の岡田克也幹事長は9日の記者会見で、岸田文雄首相がいわゆる徴用工訴訟問題で韓国側の原告らを念頭に「心が痛む」と述べたことについて「言われたことは良かったが、もう少し言えなかったのかという思いがする」と語り、韓国側への配慮がなお不十分だとの認識を示した。

岡田氏は、日韓併合100年にあたる2010(平成22)年8月に閣議決定された「菅直人首相談話」に言及。「80%は(外相だった)私が書いたが、その中に『痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることはできない』という表現がある。日本側と韓国側の受け止めは当然、違いがある。寄り添う対応が求められる」と主張した。

また「日韓基本条約でお金の問題は決着している。ただ、お金の問題が決着したから、それですべて終わりではない」とも語った。

菅直人首相談話は「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明」した内容。ただ、発出から2年後の2012(平成24)年8月には当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(島根県隠岐の島町)に上陸するなど、旧民主党政権で日韓関係は悪化した。

産経新聞 2023/5/9 17:46
https://www.sankei.com/article/20230509-4ZPR77DLKRJNFL4CBI4VHV34RU/

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