【速報】国連「スーダンはもう終わり。国家破綻」

国連総長、国家崩壊を警告 スーダン首都で戦闘、ダルフールにも拡大

戦闘が続くスーダンについて、グテレス国連事務総長は「国家が崩壊しつつある」と強く警告した。

 中東のテレビ局アルアラビーヤに語った。27日の停戦合意は5月1日午前0時(日本時間同7時)で期限が切れるが、期限前から首都ハルツームでは空爆や銃撃戦が繰り返された。

 15日に始まった軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘は、3週目に突入した。保健省は29日、少なくとも528人が死亡し、4599人が負傷したと発表した。

 停戦合意は繰り返されてきたが、戦闘は終わらない。ハルツームでは、脱出できない多くの市民が、食料も水も電気もない中、家で息を潜めている。一方で、脱出できた市民は、チャド、エジプト、南スーダン、エチオピアといった周辺国へ流入している。

 グテレス氏は「国家崩壊の中で、権力闘争を続ける権利は誰にもない」と対立双方を非難。アフリカ連合(AU)の調停に期待を寄せ「アフリカ主導のスーダン和平を全力で支えるべきだ」と呼び掛けた。27日の停戦合意も国連とAU、さらに米サウジアラビア両国が仲介した。

 ハルツーム南部の住民は「街のあちこちで空爆と対空砲火の音がして、またたたき起こされた」とAFP通信の取材に語った。別の住民によると、戦闘は早朝から続いた。特にナイル川を挟んだハルツームとの「双子都市」オムドゥルマンでは国営放送の本社周辺で戦闘が激しい。

 西部ダルフール地方でも戦闘は拡大している。「国境なき医師団(MSF)」は、相次ぐ略奪や破壊、放火について報告し、避難民キャンプすら被害を受けたと非難した。MSFのスーダン担当者は、西ダルフール州では大半の活動が停止に追い込まれたと明らかにした。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/11a0330459fa0ff2a6acb36bf2b13808c8d54a38

国連事務総長が、戦闘が続くスーダンの状況について、「国家が崩壊しつつある」と警告しました。停戦合意が繰り返されていますが、戦闘は終わらず、多くの市民が食料や水、電気がない中で避難しています。周辺国にも難民が流入しており、アフリカ連合の調停に期待が寄せられています。首都ハルツームでは空爆や銃撃戦が繰り返され、西部ダルフール地方でも戦闘が拡大しています。

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