■警視庁が“ガーシー逮捕”の先に狙う「SNSマフィア」一掃作戦 ターゲットとなる「2人のインフルエンサー」
“暴露”という手法で著名人を追い詰め、国会議員にまで成り上がったガーシー劇場が、遂に終盤を迎えようとしている。
著名人らを脅迫したなどとして警視庁が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状を取った元参院議員
のガーシーこと東谷義和容疑者が、4月13日付で国際手配された。いよいよ当局が本気を出してきた──
事件を取材するジャーナリストの赤石晋一郎氏が、その背景を解説する。
略
なぜ当局がここまでの“ガーシー包囲網”に乗り出したのか。その背景には「ネットの無法状態」を正さなければならない
という警視庁の狙いもある。
警視庁はSNSで不法行為を繰り返す人物らに対して「SNSマフィア」という言葉を使い警戒を強めているのだ。
「SNSマフィア」とは、SNSを使って脅迫を繰り返す、暴露すると脅して(やめる)対価として金銭を得るような恐喝行為、
詐欺商品を買わせるなどの違法行為を繰り返す集団のことを指し、その一部は暴力団と繋がっているとされている。
「警察では組織犯罪対策部やサイバー特別捜査隊など各セクションから捜査員を集めて、
SNSマフィアを逮捕するための特別捜査チームが結成。ターゲットとして名前が挙がっているのが
ガーシー容疑者と関係があるとされるインフルエンサーのA。
さらに驚異的なフォロワー数を誇るBの行動にも疑わしいところがあると見て注視を続けています」(前出・社会部記者)
「SNSマフィア」の特徴は、ガーシー容疑者に象徴されるように多くのフォロワーを扇動することに長けているところにある。
フォロワーの多くは一般人であり、SNSを通じて犯罪者を崇拝するような構造になっていることも問題視されている。
ガーシー事件をSNS時代の“新しい犯罪”であると警視庁は定義づけているということなのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8149133ef5a298c6c7f72bd0a3e34c7f5d636676?page=2
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