ヨーロッパ各国リーグも終盤戦に突入し、どのリーグでも熾烈な順位争いが予想されます。CLやELの出場権をかけた闘いや残留争いなどそれぞれがそれぞれに戦う理由があるのが欧州リーグの面白いところでもあります。しかし気になるのはやはり優勝争い。そんな中でも今回は世界で最も人気のあるリーグ、イングランド・プレミアリーグの優勝争いにフューチャーしていきたいと思います。
開幕から勝利を重ね一時独走状態かと思われたアーセナルですが、やはり前回王者の力は健在でした。マンチェスター・シティです。アーセナルが直近の3試合を引き分けたことでその差は5ポイントまで縮まっています。そしてその2チームが日本時間4月27日午前4時、相まみえるのです。この記事では2チームの現在置かれている状況やこれまでの歴史を知ることによって「歴史的一戦をみんなで楽しもう!」と言った趣旨のものです。ぜひ最後まで読んでみてください!
アーセナルが優勝したのは一番直近で03/04シーズン。今シーズンが22/23ですから、今から19年前です。その時のアーセナルは「インビンシブルズ」と言われており、史上初の無敗優勝を達成しました。そして未だに並ぶチームは現れていません。その無敵の時代を見ていたファンからしたら今回の優勝争いはまさに念願とも言えるもの。もし本当に優勝でもしたら街はどうなるのでしょうか。サッカー発祥の国だけに少し恐怖さえ覚えてしまいます。
対するマンチェスター・シティも負けられません。今シーズンを優勝で終えれば、チーム史上初の3連覇達成となるのです。実はマンチェスター・シティの優勝のほとんどがココ最近のもの。チームが好循環にある中でファンは新しい歴史に期待しているのです。ここで負けたらこの記録は早くても3シーズン持ち越し。落とすわけにはいきません。
ただ実際は少し楽観視できるのも事実。マンチェスター・シティはアーセナルとの直接対決では、直近数試合を長く勝っているのです。ここまではっきりと結果が出ていると、もうアーセナルには難しいんじゃないかとも思ってしまいます。ファンの中にはすでに3連覇を確信している人もいるかもしれませんね。
今季のマンチェスター・シティと言えば大型ストライカーのアーリング・ハーランドの名前が真っ先に出てきます。現在32得点を決めており、17/18シーズンにリヴァプールのモハメド・サラーが塗り替えたプレミアリーグの得点記録にすでに並んでいるのです。2位との差も8得点でまさに怪物。まだ8試合も残っているため、どのような記録が残るのか楽しみですね!
しかし見方次第ではアーセナルもそれに引けを取りません。得点ランクトップはもちろんハーランドですがその下、トップ10にはアーセナルの選手が3人もランクインしているのです。その合計数なんと40得点。どこからでも点を取れるアーセナルの攻撃はシティが警戒しなければいけない部分かもしれません。
そしてもう一つこの試合の面白いところは両監督の関係性にあります。シティの監督は泣く子も黙る世界の名将ペップ・グアルディオラですが、アーセナルの監督ミケル・アルテタはその下で采配を学んだ、まさに師弟の関係。二人はお互いを非常にリスペクトしており、この闘いを師弟対決と位置づけるメディアもあるようです。
しかし前述したとおりアルテタは師匠グアルディオラに勝てていません。弟子が師匠を超えるのはとても注目を集めそうな美しいストーリーですが、優勝争いの最中で勝つことができれば尚の事。映画化できるレベルですよね。そんな美しい歴史的瞬間をファンは「もしかして…」と期待しています。
ここまで名前は出しませんでしたが、アーセナルには日本代表DF冨安健洋選手がいます。優勝すれば史上5人目の日本人プレミア優勝。ぜひ取ってもらいたいものですね。しかし先程も紹介したとおりマンチェスター・シティとアーセナルの相性は最悪です。
そんな中で希望の光があるとすればシティの日程が決まっていない一戦。その相手はなんと三笘選手所属のブライトンです。この試合をシティが落とせばアーセナルはそこで3ポイントの差をつけることも可能になります。この試合の日程はまだ決まっていませんから「最終節をシティが落としてアーセナル優勝!」なんてこともあり得るかもしれません。もしアーセナルが負けた場合は我らが三苫に賭けましょう!
ここまで見くると、やはりアーセナルに感情移入して応援したくなってきてしまいますね。しかし試合は相手のホームゲーム。そしてまさかの3連続引き分け。なんと運のないことでしょう。これが伏線となることを祈るばかりです。
そんな中、日本人に嬉しいニュースが舞い込んできました! アーセナル他、複数クラブが久保建英選手に興味を示しているとのことです。しかしネックなのがソシエダとの契約解除にかかるお金。その金額は約85億円とも言われており、久保選手を獲得できるのはビッグクラブか50%の保有権を持つレアル・マドリーに絞られるはずです。ここでアーセナルが優勝し、多額の収益があがれば獲得もあり得るのではないでしょうか! 同一クラブ、しかもトップクラスのクラブで2人の日本人を見られるのであればこれ以上嬉しいことはありません。なにはともあれこの試合には要注目です!
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