Googleが検索エンジンの会社であることは広く知られていますが、世界でもっと多く使われているスマホのOS「Android」を開発する会社であることも忘れてはいけません。
そのGoogleが自社で設計し「Androidの未来」を世界に示し、ライバル(そう、Appleです)に対抗できる能力を証明するために毎年発表するスマートフォンが「Pixel」シリーズです。例年、このシリーズはGoogleの高度なAIやコンピューター処理と連携する強力な機能を搭載することで知られており、デジタル処理だけで高級一眼カメラのようなボケ味を再現するカメラや高度な音声認識・翻訳、AIによる自動通話機能などが世界に衝撃を与え続けてきました。
しかし、フラッグシップ・モデル以上に注目すべきはその翌年発表される「a」がつく廉価版のスマホなのです。Googleのフラッグシップ・スマホは、Appleの「iPhone Pro / Pro Max」に相当する〝ハイエンド〟という位置付けです。したがって、ボディの質感からチップ、カメラなどで見劣りするスペックにはできず高値になりがちです。ところが、その後に発売する「a」シリーズは〝コスパ重視〟で〝お手頃価格で高性能〟というバランスを実現することを重視できるため、大多数の人にとっては「これがベスト」というモデルになる傾向があります(ハイスペック・オタク向けではないのが良いというわけ)。2022年に発売された「Pixel 6a」は英語圏で圧倒的人気を誇るMKBHD(マルケス・ブラウンリー)氏が「ベスト・カメラ・スマホ」に選ぶなど、専門家から高い評価を受ける〝名機〟として知られています。
こうした実績から、2023年に発売が予定されている「Pixel 7a」に注目が集まるのも無理からぬこと。次の記事ではAndroid端末の予測やリーク情報の精度に定評のある「Android Police」の情報をもとに〝コスパ怪物スマホ〟である「Pixel 7a」の全貌を探ってみることにしましょう。
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Googleの〝怪物スマホ〟’23年の「コスパ最高Android端末」のリークに注目!