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プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんの写真が今、アメリカのボストン美術館に展示されている。
展示されている写真は、蜷川実花さんが2022年に撮影し、写真集『羽生結弦 飛躍の原動力』に掲載された一枚だ。波のような青のグラデーションの衣装を纏い、柔らかい光の中指先を見つめる羽生さんが写っている。
芸術的な演技や表現力で知られる羽生さんだが、なぜアメリカの美術館に彼の写真が展示されることになったのか?
実はボストン美術館は現在、葛飾北齋とその影響を受けたアーティストたちによる作品を集めた展覧会『北斎:インスピレーションと影響』を開催している。
羽生さんの演技に表れる「力強さと美しさ」が、葛飾北齋のアートと共通するものがあるとして展示に至ったようだ。
ボストン美術館のFacebookによると、羽生さんファンである学芸員のサラ・トンプソンさんが、他のファンが羽生さんのこの写真と葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を比較しているのを見て、展覧会に加えたいと思い、実現に至ったという。Facebookでの説明では、写真で羽生さんが腕をカーブさせている角度やポーズが、葛飾北斎の有名な作品の構図に似ている、と指摘している。
この投稿には、「この写真を見るためだけに美術館に行きたい」「Yuzu自身が芸術」「サラさんとボストン美術館ありがとう」など、展示を歓迎し称賛するコメントが多く寄せられた。
この写真はもちろん写真集でも見ることができるが、美術館に展示されている写真を現地で見たい、という日本のファンもいるだろう。幸いにも、まだ時間はある。エキシビションは7月16日まで開催されている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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