大谷翔平選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスは開幕カードを2勝1敗と勝ち越し、4/4からシアトル・マリナーズとの3連戦に臨みました。このカード全ての試合で3番打者として出場し、4/6にはピッチャーとして先発登板した大谷選手。この記事では、どのように大谷選手が活躍したか紹介していきます。
初戦から、大谷選手は活躍します! 第1打席・第2打席は凡退したものの、同点で迎えた5回表。無死1塁の場面で、大谷選手はマリナーズ先発のジョージ・カービー選手の3球目を捉え2ランホームランを放ちます。大谷選手が打った球種はチェンジアップ。すくい上げた打球は右中間のスタンドに飛び込み、2試合連続のホームランとなりました。
エンゼルスはこの試合8〜9回にもリードを広げ、この試合を7-3で勝利! 開幕カードから続く連勝を3に伸ばしました。また、大谷選手個人としても、5打数1安打2打点の活躍! ヒット数は少なかったものの、勝ち越しのホームランを放った大谷選手はクリーンナップの仕事を果たしました。
4/5に行われた第2戦、エンゼルスの先発ピッチャーはホセ・スアレス投手でした。序盤から暴投で失点したスアレス投手は、5回裏にマリナーズ打線に捕まります。連打の後に3ランホームランを浴び、6失点した段階で降板。交代で登板したハイメ・バリア投手もホームランを打たれてしまい、エンゼルスは試合を通して11失点を喫しました。
エンゼルス打線も、第1戦とは打って変わって沈黙してしまいます。3番指名打者でスタメン出場した大谷選手も、無安打と静かでした。フォアボールでの出塁はあったものの、目立った活躍はできず8回には代打を送られ交代……。この試合は11-2でマリナーズが勝利し、エンゼルスは同カードの勝ち越しを掛けて第3戦に挑むことになりました。
4/6に行われた第3戦では、大谷選手は3番ピッチャー兼指名打者として出場。しかし大谷選手は序盤、ピッチャーとして苦しむ試合になりました。
先発ピッチャーとして、登板した大谷選手は初回から制球に苦しみました。先頭打者から2連続でフォアボールを与えてしまうと、タイムリーヒットを浴び早くも先制を許してしまいます。その後も要所は締めますが、3回裏には2度デットボールを与えてしまいました。
3回まで制球に苦しみ、毎回ランナーを背負った大谷選手。しかし中盤からは調子を上げます。4回〜5回はマリナーズ打線を3人で抑え込み、最後のイニングとなった6回は3者連続三振を奪いました! 序盤は不安定だったものの、終わってみれば失点は序盤に奪われた1点のみ。大谷選手は6回を投げきって8奪三振、先発ピッチャーとして試合をつくりました。
この試合、3番打者としても出場した大谷選手。7回裏に回ってきた第4打席には、低めのボールを三塁線に流してタイムリーヒットを放ちました。大谷選手は、先発登板した自らを援護する活躍! この試合は5打席で1安打1打点3出塁を上げて、チームの勝利に大きく貢献しました。
この試合、大谷選手はピッチャーとして6回で交代となりました。その後7回に登板したマット・ムーア投手とジミー・ハーゲット投手がホームランを打たれ、マリナーズに追い上げられてしまいます。しかし最後はキハダ投手が締めて、試合終了。この試合、4-3で無事に逃げ切ったエンゼルス。マリナーズとの3連戦を勝ち越したエンゼルスは、4/6時点でアメリカン・リーグ西地区の首位に躍り出ました。
この試合に勝ち、大谷選手としては今シーズン初の勝利投手になりました。昨年はリーグ4位の15勝をあげ、同じくリーグ4位の防御率2.52をマークした大谷選手。今年もエンゼルスのエースとしても活躍が期待されます。
大谷選手はこの試合、新ルールの「ピッチクロック」にピッチャー・バッター両方で違反してしまいました。ピッチクロックとは、今年からメジャーリーグで導入されたピッチャーとバッター双方に課される時間制限のルールです。これに違反するとピッチャーはボールカウントを、バッターはストライクカウントを1つ余計に取られてしまいます。しかし、さすがは大谷選手。新ルールにも動じず、投打で活躍をみせました。
大谷選手は、WBC王者として迎えるシーズンです。既に、メジャーを代表する選手に駆け上がった大谷選手。今度は、もう一つの世界一である「ワールドシリーズ制覇」が期待されるでしょう!
オリジナルサイトで読む : AppBank
【MLB】エンゼルスVSマリナーズは“エンゼルス”の勝利‼️ 大谷選手の活躍は!?