安住紳一郎アナ「私の仕事、来年には取られる」と危機感。ChatGPTに質問、回答に「いいじゃないですか」と悔しがる

TBS安住紳一郎アナウンサー

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TBSの安住紳一郎アナウンサーが4月4日、自身がメーンキャスターを務める朝の情報番組『THE TIME,』に出演し、今話題のAI(人工知能)が質問に対し即座に文章で回答してくれる「ChatGPT」について言及した。

安住アナは「私の仕事、来年には取られるなって感じがします」と発言。すでに多くの人が「ChatGPT」の便利さに注目し可能性を感じている一方、「仕事の機会を失う懸念や脅威を感じている」といった声も少なくない。その中で、日本を代表するアナウンサーの受け止め方がSNSで話題となっている。

安住アナが「ChatGPT」に質問したことは?

安住アナは「今朝お願いしました、ChatGPTさんに。朝の番組で為になって楽しいあいさつを30秒くらいで考えてくださいと。そしたらすぐに答えてくれました」と話を切り出した。

続けて、「ChatGPT」が作った3つの回答のうち、1つを次のように読み上げながら紹介した。

「おはようございます。今朝はちょっとした豆知識をお届けします。皆さん知っていますか? カフェインの効果が発揮されるまでには約20分かかるんです。朝のコーヒーを飲んでスッキリした気分になるまでには少し時間がかかるということですね。今日も元気に1日をスタートしましょう」

これに対し安住アナは、「いいじゃないですか。ただ、今問題になっているのは、この情報が正しいかどうか分からないから心配だという声もありますけどね。ただ、こうやってAIに仕事を奪われるという人が10年後には沢山いるという社会問題になっていますよね。どうみたって私の仕事、来年には取られるなって感じしますよね」とコメント。

「ChatGPT」による回答のクオリティの高さを認めつつ、安住アナ自身も「仕事を取られること」への危機感をコメントで滲ませた。

安住アナは「いやいや『安住さんの方が面白いですよ』っていう方いるかもしれませんが、ChatGPTさんこれを1秒で考えたんですよ。私、毎朝30分ぐらいかかるんですから。バカ!」とやるせない気持ちを言葉にしていた。

CEOが来日「欠点をどう軽減していくか」議論

注目のChatGPT。質問を入力すると自然な文章を自動で作成してくれる対話式のAIで、ニュースで見聞きすることも日に日に多くなっている。

開発した米・OpenAI社のサム・アルトマンCEOは10日午前、総理大臣官邸で岸田文雄首相と面会し、両者で意見を交わした。

NHKニュースによると、面会後、アルトマン氏は「AI技術の長所と、欠点をどう軽減していくかについて話し合った」とした。一方、岸田首相は「新しい技術が登場し利用されている一方、プライバシーや著作権といったリスクも指摘されている」とした上で、「合わせて国際的なルールづくりについてもどのように考えるか(について)意見交換した」と述べたという。

作業効率の向上による業務上の負担を大幅に軽減する可能性があるなど活用へのポジティブな期待が寄せられている一方、国の内外を問わず、個人情報の保護に関する懸念や事実と異なるニュース(フェイクニュース)の拡散、人間の仕事の機会を奪うことへの不安の声も寄せられていて、日本政府は活用に慎重な構えを見せている。

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