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東京・明治神宮外苑の再開発計画に反対する人たちが4月1日、工事が行われている現場でヒューマンチェーン(人間の鎖)を作って抗議した。
抗議のアクションに参加した人たちの数は約260人。参加者は「樹木を切らないで」などと書かれたプラカードやバナーを掲げ、手をつないで神宮外苑にある建国記念文庫の森を囲った。
さらに、ヒューマンチェーンを解いた後は、「伐採反対!」と声を上げて神宮外苑を歩いた。
建国記念文庫の森や神宮第二球場周辺で伐採・移植される樹木は、低木も含むと3000本を超えることがわかっている。その中には樹齢100年のヒマラヤスギやマテバシイなども含まれている。
多くの樹木が伐採されるこの再開発に対しては反対運動が1年以上続いており、経営コンサルタントのロッシェル・カップさんが立ち上げた計画見直しを求める署名には、これまでに12万人以上が賛同している。
しかし、小池都知事は2月に事業を認可。3月22日からは神宮第二球場の解体工事が始まっている。
カップさんは多くの人たちの反対の声が無視され、工事が進められていることに抗議したいと今回のヒューマンチェーンを企画した。
260人もの人々が建国記念文庫の森をヒューマンチェーンで囲んだことについて「参加してくれた方々にとても感謝しています。建国記念文庫の森を囲むのは、とても象徴的な意思表示だと思います」とカップさんは述べた。
「デモをするたびに、参加者の数は多くなり、サポーターは増えています。再開発計画について知る人が増えるにつれて、より多くの人たちが怒りを感じ、止めたいと望んでいます」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
神宮外苑の再開発に“人間の鎖”で抗議。260人が参加し「伐採反対!」