Categories: 最新投稿記事

Windowsじゃ無理。次世代MacBook Airの〝衝撃の薄さ〟を実現する技術

Appleは現在、SEモデルを除く全てのiPhoneに有機ELディスプレイを搭載していますが、Mac製品には導入していません。現行の「MacBook Air」と13インチ「MacBook Pro」は液晶ディスプレイを搭載しており、14インチと16インチの「MacBook Pro」はミニLEDディスプレイを搭載しています。

しかしAppleはこの有機ELディスプレイを、iPadやMacBookといった大画面の製品にも順次搭載することを計画しているようです。この計画について、詳細なリークが複数登場しています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Mac(1)/a> ,(2) ,The Elec

有機EL搭載「MacBook Air」が2024年登場とのリーク


韓国テックメディア「The Elec」が共有したサプライチェーン経由の情報によると、Appleは現在、有機ELディスプレイを搭載した13.3インチ「MacBook Air」の開発に取り組んでおり、Samsung Displayが独占供給元となることが決まっているとのこと。

「The Elec」は、「MacBook Air」の有機ELディスプレイは、第6世代の有機EL技術で製造されるとしています。一方「MacBook Pro」と「iPad Pro」の両モデルには、より高度な第8世代技術で製造されたOLEDスクリーンが搭載されると予想しています。

また「MacBook Air」に搭載されるディスプレイは、これまで報道されていたより高度な2重構造ディスプレイではなく、標準的なものだそうです。

ディスプレイ業界に詳しいアナリストのロス・ヤング氏も以前、有機ELディスプレイ搭載「MacBook Air」は13.4インチディスプレイで、Samsung Displayが提供すると述べていました。

ただし「The Elec」とヤング氏によれば、Appleの主要な焦点は依然として有機EL搭載iPadにあるようです。


「The Elec」によると、現在、Samsung DisplayとLG DisplayがApple製品向けに有機ELパネルを開発しており、Samsungは11インチのiPadモデルに、LGは11インチと12.9インチのiPad Proの両モデルに取り組んでいるとのこと。また同メディアは、最初の有機ELiPadが、MacBookに先駆けて来年発売される可能性が高いと示唆しています。

ヤング氏はまた、この「MacBook Air」が2026年まで有機ELディスプレイを搭載した唯一のMacBookモデルとなる可能性が高いと指摘しました。この時期には、ノートPCをターゲットにした最適化された新しい有機ELの供給が安定すると予想されます。それまでは、タブレット、特にAppleのiPadが、同社の有機ELディスプレイ実装の主要なターゲットとなるようです。

著名アナリストのミンチー・クオ氏も、有機EL搭載MacBookを期待できるのは最短で2024年であると報告。「MacBook Pro」よりも「MacBook Air」が先に有機ELに移行する理由として、ミニLEDと比較して「より薄く、より軽く、より多様なデザインオプション」を提供できるという利点があると説明しています。

とはいえ、下手に極薄・軽量化してもバッテリー持ちが酷くなってしまうのがオチ。しかしAppleはAir用に、より省電力な3nmプロセス技術のチップも開発中と噂されています。この最新チップと有機ELが組み合わされば、競合には真似できないレベルで極薄軽量かつ実用的な「MacBook Air」を実現できるハズです。

オリジナルサイトで読む : AppBank
Windowsじゃ無理。次世代MacBook Airの〝衝撃の薄さ〟を実現する技術