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書店員やマンガ愛好家らの投票によって選ばれる漫画賞『マンガ大賞2023』が3月27日に発表され、とよ田みのるさんの『これ描いて死ね』(小学館)が大賞に選ばれた。
『これ描いて死ね』は、東京の島しょに住む漫画好きの高校1年生、安海相(やすみ・あい)が憧れの漫画家に会ったことで漫画家を目指し、奮闘する様子が描かれる。
選考員からのコメントには、「かわいい絵柄なのに急に心にブッ刺さる描写やセリフが出てきて不意に涙が…」「ひとつのことにかける純粋な情熱が、作品の舞台である島の海のように輝いている」「マンガに救われて、マンガって描けることを知る。マンガの嘘と、本当のお話。作中作がまた最高です」などの声が寄せられた。
本賞の2位は、馬上鷹将さん、末永裕樹さんの『あかね噺』(集英社)。3位には、和山やまさんの『女の園の星』(祥伝社)が選ばれた。
受賞に際して、作者のとよ田みのるさんが受賞イラストを描き下ろし。マンガ大賞公式Twitterで公開した。このイラストにファンからは、「とよ田先生はずっと面白いマンガ描いてきた方だから本当に嬉しい」「始まった頃からザワザワしていたのでこれは嬉しいですね」との声が寄せられた。
『これ描いて死ね』は、4月には第3巻が発売される予定だ。
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「かわいい絵柄なのに急に心にブッ刺さる」マンガ大賞2023は『これ描いて死ね』。書き下ろしイラストも