若者の“失恋ケア”キャンペーンがNZで開始 政府が5億円投入

若者が失恋を乗り越えるためのキャンペーンをNZ政府がスタート

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失恋は辛い。

しかしその痛みの対処法を知らなければ、自分や周りの人をさらに傷つけることになるかもーー。

そうした結果を防ぐため、ニュージーランド政府は2023年3月、若者が失恋を乗り越える支援をする「Love Better」キャンペーンを開始した。

キャンペーンの調査に参加した若者の68%がこれまで失恋で酷く辛い体験をしたと答えており、その結果には自傷行為やうつ病、脅迫やストーキングなどが含まれた。

社会開発省のPriyanca Radhakrishnan副大臣は声明で、「私たちは、失恋が辛いと知っています。若者がその傷に対処し、自分や他人を傷つけることなく乗り越える方法があると理解できるよう支援したいのです」と述べ、こうした取り組みが「若者が将来築く人間関係にプラスに影響するでしょう」と加えた。

このキャンペーンは「Own the Feels(堂々と感情を認めよう」をコンセプトに、若者が別れの辛さを認め、安全に失恋を乗り越えるスキルや知識を構築する支援をする。プロモーション動画に加え、失恋に苦しむ若者をサポートするための専用ヘルプラインを設置し、若者は電話やメッセージ、emailで相談できる。

同キャンペーンはいくつかの段階に分かれており、「失恋」は第一フェーズ。そこでの調査結果を受け、その後のフェーズが決定する。

ニュージーランドメディアRNZによると、政府はこのキャンペーンに3年間で400万USドル(5億2000万円)の資金を提供するという。

ニュージーランドは先進国の中で、家庭内暴力や性暴力の報告率が最も高い国の一つ。政府はそれらの問題の撲滅に取り組んでおり、「Love Better」もそうした大きな政策の一部だ。

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