「もはや言葉はいらない」大谷翔平選手が“無言”で投稿した4枚の写真が、彼にとってのWBCを全て物語っていた

大谷翔平選手

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エンゼルスの同僚対決となった大谷翔平選手とマイク・トラウト選手の対戦で幕を閉じた2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。

3-2で日本代表(侍ジャパン)がアメリカ代表を破り、14年ぶりにWBCで世界一に輝いたその「結末」を、MLBは「WBCの感動の場面、歴代トップ10」の堂々の1位に選んだ。まさに、球史に残る瞬間だった。今後も語り継がれる名シーンとなった。

大谷選手は日本時間の3月26日、インスタグラムを更新。大会を振り返る投稿で4枚の写真を公開した。投稿には説明文は一切なかったが、写真を見れば、大谷選手にとって初出場となったWBCがどんなものだったか、改めて感じることができる。

「もはや言葉はいらない」大谷選手が選んだ4枚

大谷選手がインスタグラムで公開したのは、4枚の写真。まず初めに選んだのは決勝戦の試合前、侍ジャパンの選手入場の際に大谷選手を先頭に国旗を持って歩みを進めた時のもの。まさに、国を代表して「日の丸」を背負って戦うということを象徴したようなシーンだった。

ちなみに、一方のアメリカ代表は主将のトラウト選手が星条旗を持って入場したことで「絵になる」と話題になっていた。

2枚目はトラウト選手とのツーショット。後ろにバッティングケージがあることから試合前のものとみられる。この時、この2人にドラマのような“結末”が待っていることは、野球ファンを含めて予想できた人は少なかっただろう。

次の写真はまさに試合の最後を締めくくる勝負となった、大谷選手とトラウト選手の対決の場面。引いたカメラワークで、両者が映し出されている。

まるで「2人だけの世界」のよう。大谷選手はストレート中心に気持ちで押す投球を見せ、フルカウントからの6球目の外角へ曲がるスライダーで空振り三振に仕留め、日本の世界一が決まった。

この直後、大谷選手は喜びを爆発させ、グラブと帽子を投げる…。

最後は恩師・栗山英樹監督とのツーショットだった。北海道日本ハムの入団から共に歩んだ2人が、世界一を決めた後に笑顔で1枚に収まった。

入団交渉時から前代未聞の投打の“二刀流”としての育成プランを提示し、大谷選手を世界のスタープレイヤーにする礎を築いた栗山監督。投稿の最後がこの2人の写真だったことは、大谷選手の思いを感じずにはいられない。

世界一に輝いた大谷選手は大会MVPも受賞した。だが、すでに所属チームに戻り夢の続きに向けて歩みを進める。大谷選手は3年後に開催予定の次のWBCにも出場の意欲を示している。

MLBは日本時間3月31日にレギュラーシーズンが開幕する。大谷選手はエンゼルスの開幕投手を務めることが内定していて、調整を続けている。

「エンゼルスでワールドシリーズに出て優勝したい」

次の目標に向け、今シーズンも二刀流で躍動する。

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