プーチン大統領が逮捕される可能性がある123の国と地域は?国際刑事裁判所が逮捕状【全リスト】

ハーバード大学で作成した2015年3月当時のICC加盟国・地域のマップ。この後、エルサルバドルとキリバスが加盟した。

【合わせて読みたい】ガーシー容疑者を国際手配へ。インターポールの「国際逮捕手配書」への掲載を知る方法は?

ロシアのプーチン大統領に対して、国際刑事裁判所(ICC)が3月17日、逮捕状を出した。ウクライナでの占領地域から、子どもたちを違法にロシアに移送した戦争犯罪の疑いがあるとされた。ロシアはICC未加盟国だが、プーチン大統領がICCに加盟する123の国と地域に外遊した場合には逮捕される可能性が出てきた。

ICCは、1990年代に起きた旧ユーゴスラビアやルワンダでの大量虐殺事件を受けて、2002年に設立された国際組織。大量虐殺や戦争犯罪を追及するのが目的だ。国連とは独立した機関で、日本を含む123の国と地域が加盟するが、ロシア、アメリカ、中国などは加盟していない。ウクライナも非加盟国だが、2013年11月21日以降の行為について管轄権を受諾する宣言をしている

プーチン大統領がすぐに逮捕されることはないとみられるが、読売新聞によるとICCに加盟する123の国と地域は今後、プーチン氏の身柄を拘束する義務が生じる。プーチン氏は加盟国を訪問すれば逮捕される可能性があるため、外遊に制限がかかることになりそうだ。

ICC公式サイトによると、加盟する123の国と地域は以下の通り(英語のA-Z順)。

アフガニスタン

アルバニア

アンドラ

アンティグア・バーブーダ

アルゼンチン

オーストラリア

オーストリア

バングラデシュ

バルバドス

ベルギー

ベリーズ

ベナン

ボリビア

ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボツワナ

ブラジル

ブルガリア

ブルキナファソ

カーボベルデ

カンボジア

カナダ

中央アフリカ共和国

チャド

チリ

コロンビア

コモロ

コンゴ共和国

クック諸島

コスタリカ

コートジボアール

クロアチア

キプロス

チェコ

コンゴ民主共和国

デンマーク

ジブチ

ドミニカ国

ドミニカ共和国

エクアドル

エルサルバドル

エストニア

フィジー

フィンランド

フランス

ガボン

ガンビア

ジョージア

ドイツ

ガーナ

ギリシャ

グレナダ

グアテマラ

ギニア

ガイアナ

ホンジュラス

ハンガリー

アイスランド

アイルランド

イタリア

日本

ヨルダン

ケニア

キリバス

ラトビア

レソト

リベリア

リヒテンシュタイン

リトアニア

ルクセンブルク

マダガスカル

マラウィ

モルディブ

マリ

マルタ

マーシャル諸島

モーリシャス

メキシコ

モンゴル

モンテネグロ

ナミビア

ナウル

オランダ

ニュージーランド

ニジェール

ナイジェリア

北マケドニア

ノルウェー

パナマ

パラグアイ

ペルー

ポーランド

ポルトガル

韓国

モルドバ

ルーマニア

セントクリストファー・ネイビス

セントルシア

セントビンセントおよびグレナディーン諸島

サモア

サンマリノ

セネガル

セルビア

セーシェル

シエラレオネ

スロバキア

スロベニア

南アフリカ

スペイン

パレスチナ国(※国連には未加盟)

スリナム

スウェーデン

スイス

タジキスタン

東ティモール

トリニダード・トバゴ

チュニジア

ウガンダ

イギリス

タンザニア

ウルグアイ

バヌアツ

ベネズエラ

ザンビア

【参考資料】ハーバード大学で作成した2015年3月当時のICC加盟国・地域のマップ。この後、エルサルバドルとキリバスが加盟した。

…クリックして全文を読む

オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
プーチン大統領が逮捕される可能性がある123の国と地域は?国際刑事裁判所が逮捕状【全リスト】

Kenji Ando