空港で荷物が行方不明になることをロストバゲージといいます。今まで、ロストバゲージになると航空会社だけが荷物の追跡をすることができました。しかし、今ではAppleの「AirTag」を利用すれば、簡単に自身で荷物の場所を把握できます。
そこで、数々のユーザーが、空港で紛失した荷物をAirTagで追跡しています。その結果について、海外メディア「Appleinsder」が解説しています。
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AirTagが航空会社のウソを暴いたエピソードを3つ解説します。
ジョン・ルイスさんは、アメリカン航空を利用した際に財布を紛失しました。アメリカン航空にその旨を伝えたところ、乗務員が機内を徹底的に調べてくれたとのことです。しかし、財布を発見することはできませんでした。
ただ、ルイスさんの財布には「AirTag」が入っていました。AirTagで財布の場所を確認したところ、財布は間違いなく飛行機の中にあったのです。そして財布は、35都市を飛び回っていることが分かりました。
ルイスさんはTwitterで「財布を返して欲しい」とアメリカン航空にお願いしました。
その後、同航空会社はTwitterで彼に連絡を取ってきたそうです。
バカンス中のあるカップルは「AirTag」の入った荷物をトロント空港(カナダ)で紛失しました。目撃者によると、カップルの荷物はトロント空港に置き去りにされていたとのことです。
その後、その荷物は誤って違う場所に運ばれることになります。AirTagの情報によると荷物は、トロント空港からポルトガルの空港に移動し、海岸沿いのレイリア付近などを経由して5日後にトロント空港に帰ってきました。まるで、荷物自身が5日間の休暇をとったみたいです。
最終的に、カップルは荷物を回収することができましたが、勝手にポルトガルまで移動していたことに驚きです。
ポール・クリフファーさんは、エア・カナダを利用してメキシコシティからビクトリアに移動しました。しかし、到着後クリフファーさんの荷物はターミナルに現れませんでした。
クリフファーさんが、エア・カナダに問い合わせたところ、担当者は「いずれビクトリアにあるクリファーさん宅に送る」と確約してくれたとのことです。しかし、3日経っても事態は進展しませんでした。
2週間後、クリフファーさんは「AirTag」を使って荷物の場所を確認しました。すると、荷物はビクトリアではなく、8000㎞以上離れたスペインのマドリッドという別の国際空港にあることが判明します。クリフファーさんは「48時間以内に対応してほしい」とエア・カナダに伝えましたが、対応はなかったとのことです。
その後、この出来事に対してエア・カナダは、遅延を遺憾に思い、補償に動くことをクリフファーさんに伝えたそうです。
また、過去には空港で紛失した荷物が、マンションのゴミ捨て場付近にあることが判明するという事態も発生しています。
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航空会社のウソ次々明らかに。Apple「AirTag」が暴いた驚きの真相