イーロン・マスクが買収した後、社内で様々な激変が起こっているTwitter。テックメディア「The Verge」によれば、同社で行われている改革によって、残された社員は苦労を強いられているようです。
*Category:テクノロジー Technology *Source：The Verge(1) ,(2) ,@ZoeSchiffer
Tiwtterでは長年、社内コミュニケーションツールとして「Slack」が使用されてきました。しかし先日には、TwitterのSlackが「定期メンテナンス」のために停止したそうです。しかし現役のSlack社員は、Slackについて「定期メンテナンスなどというものは存在しない。それはでたらめだ」と語っています。
これについて「The Verge」によれば、Twitter社の誰かが手動でアクセスを遮断したと聞いているとのこと。同メディアは、TwitterはSlackとそれに付随する費用なしで運営できるかどうかを確認したいのかもしれないと指摘しています。
実際Teslaは、社内コミュニケーションにはMattermostというSlackの競合製品を使っており、メールやミーティングにはMicrosoft OutlookとTeamsを使っています。
なお同じ日、Twitterが機能アップデートの進捗から規制遵守まで、あらゆることをトラッキングするために使っているツール「Jira」も動かなくなっとのこと。チャットの手段もなく、コード提出もできないため、ほとんどのエンジニアはその日を休んだそうです。
職場の匿名チャットアプリ「Blind」では、このような重要なツールの消滅に、不信感や不満の声があがっているようです。
「Slackの請求書を払わなかった」と、ある社員が書いている。「今、みんなほとんど働いていない。1円でも賢く、1ポンドでも愚かに」
別の社員は、Slackの消滅を「最後の藁」と呼んだ。
「奇妙なことに、Slackの機能停止が私を後押しして、ようやく外に出るための申請を始めたのです」と彼らは書いています。
さらにマスク氏は、4回目となるレイオフも実施しているようです。テック専門紙「Platformer」のゾエ・シファー氏(@ZoeSchiffer)によれば、今回のレイオフは「50人をはるかに超える」人々に影響を与え、複数の部署に分散していたとのことです。
PlatformerのZoë Schifferが最初に報じたように、Twitterのプロダクトマネージャーであるエスター・クロフォード氏も職を失ってしまったとのこと。同氏はTwitterの様々なプロジェクトを率いており、その中にはBlue with verificationやTwitterの次期決済プラットフォームも含まれていました。
クロフォードはTwitter在籍中、イーロン・マスクの指揮の下、Twitterで最も著名なプロダクトマネージャーの一人として頭角を現し、Twitterのオフィスの床に寝袋とアイマスクをつけている自分の写真をツイートしたことが有名です。
「The Verge」記者のアレックス・ヒース氏は、クロフォード氏と残りの製品チームのほとんどが今週末に解雇されたことを確認し、イーロン・マスクが同社に新しい体制を導入しようとしているのではないかと予測しています。
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Twitter崩壊加速「有料サービス責任者の解雇」や「業務用チャット停止」の惨状