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『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』などで知られる漫画家の松本零士さんが2月13日、急性心不全で死去した。85歳だった。
所属する零時社が20日に公式サイトなどで発表した。松本さんの訃報に、漫画家や声優が追悼メッセージを寄せている。
松本さんの漫画家生活45周年を記念したアニメ『火聖旅団ダナサイト999.9』で主人公の声優を務めた緒方恵美さんは、初めて好きになったアニメは『宇宙戦艦ヤマト』で、声優の存在を知ったきっかけは『銀河鉄道999』であると明かした。
その上で「『宇宙に旅立つ少年を演りたい』と願い、ダナサイト999.9の台場哲郎役を頂きもうこれでと思ったけど旅立つ前で終わり、まだ私はここにいます」とコメント。
「松本先生。感謝を捧げます。どうかゆっくりおやすみ下さい」と悼んだ。
『あしたのジョー』や『キャプテン』などで知られるちばてつやさんも、「親友 松本零士さんの訃報に接し」とのタイトルで、以下の通りコメントを発表した。
▼コメント
松本零士さんが高校を卒業して北九州の小倉から上京したばかりのツメエリ姿、当時19歳の彼と出会って60年以上が経ちました。
ワシもデビューした翌年の18歳。同じマンガ家の卵、トシが近いせいもあって意気投合、本郷三丁目にあった西陽差し込む4畳半の彼の下宿にはよく遊びに行ったものです。
二人ともまだ稼ぎも少なく満足に食べられなくてね。松本さんはよく「座布団のようなビフテキを食べたい!」なんて言いながらマンガを描いていました。
二人そろって締め切りに追われ、同じ旅館にカンヅメにされて一緒に机を並べて仕事をしたものです。 当時からワシは遅筆だったので、先に原稿を終わらせた彼に手伝ってもらうこともありました。
忙しい盛りの40歳の頃に、一緒に世界旅行にも行きました。 その時に訪れたアマゾン川やマチュピチュの遺跡などはいちばんの思い出です。コロナ禍もあってしばらく会う機会もなく、ぼんやりと心配はしていたのですがまさか・・・言葉もありません。
ここ数年、親しいマンガ家仲間が次々と旅立って淋しい思いをしていたのに、君も逝ってしまったのか。 もう・・・体中の力が抜けていくよ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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