世代別日本代表に選出され、のちの日本代表候補とも言われている松木玖生選手。現在はFC東京に在籍し、1年目からスタメンとして出場し活躍しています。松木玖生選手はなぜここまで活躍できているのか?今までの実績やストロングポイントなど松木玖生選手の活躍の理由について解説していきます。
松木玖生選手は、2003年4月3日生まれの現在19歳。北海道室蘭市生まれ。6歳からサッカーを始め、中学校入学時には越境し、青森山田中学校に入学。その後青森山田高校に進学。2022シーズンよりFC東京に入団し、現在2年目。身長180cm、体重78kg、ポジションはMF。
松木玖生選手は、青森山田中学校から青森山田高校に進学。中学校在籍時から高校のトップチームでプレーしており、スタメンで出場する機会もありました。なので、高校1年生から主力選手の1人としてプレミアリーグや全国高等学校サッカー選手権に出場。選手権大会では、全試合に出場し4得点を決める活躍を見せたがチームは準優勝。2年生からは、エースナンバー10番を背負い挑んだ選手権大会は、決勝まで進むも、松木玖生選手の持ち味を発揮できず準優勝。
3年生となり最後の1年でレベルアップを図る為にフランスリーグ1部のオリンピック・リヨンの練習に参加しました。その学びを得て迎えた夏の大会で優勝、そして選手権大会でも悲願の日本一を達成。チームを優勝に導く活躍を見せ、高校No.1プレイヤーとしてプロの世界に飛び込んで行きました。
2022シーズンにFC東京に加入。2月18日の開幕戦でスタメンデビューを果たすと、その後はレギュラーとして主力選手へと成長。5月の試合では、Jリーグ初ゴールを決めました。シーズン31試合に出場し2ゴールを記録。ルーキーイヤーでミスは多かったものの、アグレッシブにプレーする姿勢や、技術面でも成長を見せ、シーズンを通して主力選手として活躍。
2年目を迎える今シーズンは、背番号7をつけてプレーします。1桁の背番号を背負う重みとプレッシャーがかかりますが、松木選手の技術面や精神面で上手く乗り超え、去年以上の活躍を期待したいです。
松木玖生選手は、高校生時代から日本代表に選ばれており、飛び級でU-21に選出されていたりと代表選手としても注目を集めています。昨年行われたW杯のトレーニングメンバー10名にも選ばれていましたが、新型コロナウイルスに感染した選手が出てしまった為、急遽中止となってしまい帯同できませんでした。ですが、松木選手はパリ五輪代表のU-22にも選ばれており、チームのリーダーシップを取れる面で監督から高く評価されています。
今後A代表に呼ばれる日も遠くない松木玖生選手。A代表で主力して活躍する為に、まずは世代別日本代表でしっかり結果を残し、チームをオリンピック金メダル、W杯優勝に導く活躍を期待しています。
続いては、松木玖生選手の強みを紹介していきます。松木玖生選手の強みは、高い技術力とフィジカルの強さ、そして精神面です。左利きのボランチとして、全体を見ながら攻撃を仕掛ける視野の広さや自分で突破して得点に絡むプレーでチームのチャンスを作り出します。また、フィジカルの強さを活かし、球際でボールを奪い返し、即座に攻撃に移行できるプレーも得意です。昨シーズンも、1年目ながらフル出場できる体力や走り続けられるスタミナを持っているのは、普段の練習の取り組み方や、練習後の自主練で培ってきた努力の成果だと思います。
松木玖生選手は、強靭なメンタルを持ち合わせています。青森山田高校でプレーしていた時は、練習中に何かあると、先輩から後輩まで全員を集めてミーティングを開いていました。そこでは松木選手が中心となり、声がけ。練習を引き締め直し、練習の質を高めていました。プロになった今でも、練習時や試合中に先輩選手と熱い議論をしたり、アドバイスしています。そして、ルーキーイヤーで自分のプレースタイルを貫き、チームの主力として活躍した松木玖生選手は、かなり精神的に強い選手です。この精神力が世代別日本代表の監督やFC東京の監督に評価され、試合に出続ける事ができているのだと思います。
U-20日本代表に選出され、注目を集めている松木玖生選手。FC東京での2年目を迎える2023シーズンは、松木選手のポジションであるインサイドハーフには、ベテランから新戦力までレベルの高い選手が多く在籍しており、スタメン争いは厳しくなってきています。ですが、松木玖生選手は、高い技術力、メンタル面での強さ、落ち着いた試合コントロールができる選手です。自分の力を発揮できればスタメン争いでも勝ち残る事ができます。世代別日本代表にも選出され、A代表にも呼ばれる日はそう遠くないであろう松木玖生選手。日本代表での活躍とFC東京での活躍を期待しています。
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U-20日本代表に選出! FC東京注目の若手「松木玖生」が活躍できている理由とは?