ついにJリーグも開幕しますね! ここ数シーズンは川崎フロンターレと横浜Fマリノスの2強時代と言っても過言ではない状況です。そのためどのチームがこの牙城を崩すのか、サッカーファンの注目が集まっています。しかしそれと同じくらいに注目してほしいのが若手日本人ストライカーの存在です。各チームごとに怖いもの知らずの若手スコアラーが見られ、今年こそ日本人が得点ランキングの単独トップを取ってくれるのではないかと期待しています。今季日本人が単独で得点王になると、なんと2017年の川崎フロンターレ小林悠選手以来5シーズンぶりの快挙です。
この記事では今シーズン大量得点の期待される若手ストライカーを挙げると同時に、それを阻む強力な外国人ストライカーを紹介することで各チームごとの見るべき選手を分かりやすくなればと考えています。応援する選手ができるとサッカーは何倍も楽しくなるはずです! 是非この記事を読んでイチ推しの選手を決めてみてください!
それでは早速、選手の紹介です。昨シーズンの活躍をもとに得点ランキングに名を連ねるであろう選手を挙げていきます。単純な期待値だけではなく、しっかり試合に出ていることも大切なポイント。現実味のあるラインナップになっているかと思います!
なんと言っても一番の期待は彼でしょう。湘南ベルマーレの背番号18、町野修斗選手です。昨年は清水エスパルスのチアゴ・サンタナ選手に次ぐ得点ランク2位の活躍。中山雄太選手の負傷離脱によりW杯日本代表メンバーに選出されたことで覚えている人も多いのではないでしょうか。
彼は日本人には珍しい身長185cmの万能型ストライカー。相手の背後を狙ってもよし、ゴール前で構えてもよしで23歳ながら豊富な得点パターンを持ち合わせています。またゴール後の忍者パフォーマンスにも要注目です!
続いて紹介するのは今季J1昇格を果たした横浜FCから、小川航基選手です。なんと昨シーズンはリーグ戦26ゴールをあげてJ2の得点王に。そんな彼のポテンシャルは10代の頃から知られており世代別代表にも選ばれていましたが、入団したジュビロ磐田では結果が振るわず4シーズンでリーグ戦わずか1得点と不遇を経験しました。
その後ジュビロのJ2降格と共に出場数・得点数も増えていき、徐々に頭角を現します。転機となったのはやはり横浜FCへの移籍。開幕戦からいきなりゴールを決め波に乗ると、その後も得点を量産。手のつけられない本物のストライカーへと進化を遂げたのです。
彼の持ち味はどんな形でもゴールにつなげることのできるテクニック。26ゴールすべてを集計すると、右足で10本、左足で8本、頭で8本と異常なくらい均等に決めているのです。またシュートレンジも広く、たとえペナルティーエリアの外にいてもキーパーは気が抜けません。モンテディオ山形戦でのシーズン5ゴール目は圧巻で、相手の股を抜くドリブルを見せた後の弾丸ミドルは個人的に年間ベストゴールにあげたいくらいです。
次は今季から広島のエースナンバー『11』を背負う若きアタッカー、満田誠選手です。サンフレッチェ広島の11番といえばチームを3度のリーグ優勝に導いた立役者、佐藤寿人さんがつけていたことで知られています。12年連続の2桁得点をあげたレジェンドとの比較されますが、その重圧を見事弾き飛ばせるでしょうか。チームからの期待の大きさが分かりますね。
そんな満田選手ですが、昨年はルーキーイヤーながら9ゴール8アシストの活躍でした。得点ランキングでも京都のピーター・ウタカ選手、鹿島のアルトゥール・カイキ選手と並ぶ11位にランクイン。日本人だけで見れば6位の数字です。歴史的に見ても15〜20ゴールくらいで得点王はありえますから、射程圏内ではないでしょうか。
彼の特徴はそのアジリティの高さ。細かいステップワークで相手を翻弄し、スピードを持ってアタッキングサードに侵入した彼は手がつけられません。利き足は違いますが時折メッシを彷彿とさせる攻撃センスを見せることもあり、今後の伸びしろは果てしなく大きいのではないかと思われます。
次に挙げるのは昨年ベストヤングプレーヤー賞に輝いた柏レイソルのFW細谷真大選手です。現在21歳でU-23アジアカップでは日本代表のストライカーとしても活躍しました。昨シーズンは33試合に出場し、自身最多の8ゴール3アシスト。柏レイソル下部組織からの生え抜きですが、着実に力をつけてきています。
彼の特徴はなんと言ってもその得点に対する執着心・泥臭さです。最近はあまり見なくなりましたが、中山雅史、岡崎慎司に次ぐ『炎のストライカー』になる可能性を秘めています。気持ちを全面に出すプレースタイルは日本代表チームにフィットすること間違いなし! 今季得点王からのA代表入を期待したいものです!
次は端正な顔立ちで女性ファンも虜にする鹿島の新エース、荒木遼太郎選手です。ポジションはFWではありませんが一昨年のルーキーイヤーに10ゴール7アシストした得点能力は見逃せませんでした。あまりにも衝撃的な1年目だっただけに期待が高まった昨季でしたが、怪我の影響で出場は限定的なものに。今季はその鬱憤を晴らすかのごとく大暴れしてほしいですね!
荒木選手で最も印象的なのがゴール前での創造性あふれるプレーです。個人的には全盛期の香川真司選手と近いのかなと感じています。見ていて楽しくなるようなプレーは今季もファンを魅了するでしょう。またセットプレイのキッカーとしても特別なものを持っておりコーナーキックからアシストも見どころの一つです!
日本人の得点能力と同様に、Jリーグに移籍してくる外国人ストライカーのレベルも年々上がっています。昨季12ゴールのFC東京アダイウトン選手、川崎のマルシーニョ選手、11ゴールの横浜Fマリノスアンデルソン・ロペス選手は今季も健在です。また京都に移籍したパトリック選手、名古屋に移籍したキャスパー・ユンカー選手、セレッソ大阪移籍したレオ・セアラ選手たちも新天地でどのような化学反応を起こすか要注目! 見どころが多すぎて困ったものです。
ここまで見て分かるように、ストライカーが別々のチームに散らばっています。そのため各チームのストライカーに注目してみるとより面白く見れるのではないでしょうか! 開幕戦は川崎フロンターレ対横浜Fマリノスですから、マルシーニョ対アンデルソン・ロペスの闘いとも言えますよね。どの選手がより多くの点を取るのか。一緒にJリーグを応援しましょう!
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