「世界一美しい女性には誰もなれない」。最もセクシーなビキニ姿に選ばれた米俳優が82歳で死去

ラクエル・ウェルチさん

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映画やテレビ、舞台などで活躍したアメリカの俳優のラクエル・ウェルチさんが亡くなった。所属する事務所によると死因は病死で、82歳だった。

ウェルチさんは、1966 年の映画『ミクロの決死圏』で人気を博し、さらに映画『恐竜100万年』で演じたビキニを着た石器時代の女性・ロアナ役でブレイク。「セックス・シンボル」と呼ばれるようになった。

この役は、近年の調査でも「最もセクシーなビキニ姿」に選ばれている。

『恐竜100万年』に出演した時のラクエル・ウェルチさん

他にも、50年以上にわたるキャリアの中で、30本以上の映画と50作を超えるテレビ番組に出演し、1974年の映画『三銃士』の演技でゴールデングローブ主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を手にした。

「セックスシンボル」として扱われることを、ウェルチさんはどう思っていたのか。1974年のローリング・ストーンのインタビューで、次のように語っている。

「セックスシンボルだ、世界で最も美しい女性だと言われるのは、最初はとても素晴らしい。すごいことだと思いませんか? 」

「でも、鏡の前を通り過ぎる時に『ああ、この顔のために何千もの軍船が出るほど美しくはないし、体だってそれほどイけてない』と思うんです。世界で一番美しい女性になんて、誰一人なれない。 まさにおとぎ話の時間です」

ウェルチさんは、心理療法を受けた後に 「このモンスターと正面から向き合えるようになった」とも述べている。

「これは社会的なもの、レッテルなんだと思うようになりました。お金やいろんな機会を得るためのものです。大変ではあるけれど、それを使って自分が持つ別の面も開花させられる。真剣なアーティストなんだと知ってもらえます」

「インクレディブル・ウィーメン・ガラ」の司会を務めるラクエル・ウェルチさん(2017年11月1日)

 ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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「世界一美しい女性には誰もなれない」。最もセクシーなビキニ姿に選ばれた米俳優が82歳で死去

Sara Boboltz