こちらもおすすめ>>「言論の自由」を主張するイーロン・マスク氏、自分に意見したTwitter社員を解雇
イーロン・マスク氏は、自分のTwitterの閲覧数が減少していることに不満を抱いているようだ。
その理由を説明した同社トップエンジニアの1人を解雇したと日本時間2月10日に報道された。
テックサイトのプラットフォーマーによると、マスク氏はエンジニアやアドバイザーを集めた会議で、自身の投稿のエンゲージメント(ユーザーがツイートを見て何らかの行動をした回数)が低下している原因について尋ねた。
プラットフォーマーは、この会議を直接知る複数の情報筋の証言として、マスク氏がエンゲージメント低下について「馬鹿げている」「私には1億人以上のフォロワーがいるのに、インプレッション(ツイートがユーザーのタイムラインに表示された回数)は数万しかない」と述べた、と伝えている。
エンジニアたちはすでに、マスク氏Twitterの閲覧数低下が人為的な制限によるものかどうかを調査したものの、アルゴリズムがマスク氏に不利に働いていたという証拠はみつからなかったという。
プラットフォーマーによると、マスク氏の質問に対し、Twitterに残っている2人のプリンシパルエンジニアのうちの1人が、マスク氏に対する社会の関心が低下していることを挙げた。
その証拠の一つとして提示したのが、Googleトレンドのチャートだ。マスク氏への「関心」を示すスコアは、 ピークの100だった2022年4月から大幅に低下しており、現在のスコアは9だった。
しかしこの説明は、マスク氏にとって満足のいくものではなかったようだ。
プラットフォーマーによると、マスク氏はこの説明をしたエンジニアに「クビだ、クビだ」と告げた。
ハフポストUS版はこの報道内容についてTwitter経由でマスク氏にコメントを求めたが、まだ返信はない。
閲覧数の低下には様々な原因が考えられる。その一つは利用者数の減少だ。
2023年1月に発表された調査によると、マスク氏がCEOに就任して以来、アメリカではTwitterの利用者が減少している。
また、Twitterが12月に閲覧回数を表示するようになり、いいね!やリツイートボタンの表示が小さくなったことも、エンゲージメント低下の理由になっている可能性がある。
他にも、度重なるTwitte障害も原因の一つとして考えられる。
Twitterでは、フォローしていないアカウントからのツイートがランダムに表示されるなどの不具合が相次いで起きている。
日本時間2月9日にも大規模な障害が発生。この時には「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」というエラーメッセージが表示された人もいる。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
イーロン・マスクさんに“不都合な真実“を告げた幹部エンジニア ⇒「クビだ」